幹事クリタのコーカイ日誌2004

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9月25日 ● ヒロシというネーミング。

 「若手お笑い芸人」ブームが続いています。いつまでもダウンタウンやウッチャンナンチャンのような10年前と同じ顔がテレビを占拠していてもつまらないし、若い世代にはやはり手垢のついていない同世代感覚のお笑い芸人が受けるのも無理ありません。

 で、我が家でも世間並みに『エンタの神様』とか『笑いの金メダル』といった番組で、この手の若いお笑いを見ているのですが、最近の我が家のイチオシは、ちょっと前のギター侍こと波田陽区から、今はアンガールズとヒロシに王者交替しました。特にヒロシが出てくるとテレビの前に全員集合します。

 ご存知ない方のために簡単に説明すると、ヒロシというのは、ホストの姿をして『ガラスの小部屋』という曲をバックに自嘲ネタを熊本弁混じりで喋るピンの芸人です。「ヒロシです。告白してもいないのに振られたとです。」「ヒロシです。触ってもいないのに草の匂いがするとです。」「ヒロシです。三ヶ月も付き合っているのに、彼女の名字を知りません。」「ヒロシです。中学2年まで名前が書いてあるパンツを穿いていました。」と言ったようなことを、ずっとうす暗い照明の下で語り続けます。

 もちろん我が家だけではなく、全国的に人気が出てきているようで、昨晩の『笑いの金メダル』では本が出ることまで宣伝していましたから、すっかり知名度も上がってきたのでしょう。もっとも、これ以上発展的に面白くなるかどうかは少々不安なので、今が旬だとは思いますけどね。

 ところでこのヒロシ、もちろん芸名で本名は「健一」らしいのですが、「ヒロシ」というネーミングセンスがうまいと思いました。よくある名前で、しかも微妙にダサイ(全国のひろしさん、すいません)。

 実は「ちびまるこちゃん」のお父さんは「ひろし」ですし、「クレヨンしんちゃん」のお父さんも「ひろし」なんです。ちょっとドジでグータラで情けないお父さんの名前として、いつの間にか「ひろし」は日本人の心に刷り込まれているのです。そう言えば、僕の会社の同僚のY田さんも「ひろし」でした。同じライン上にある人だけに、ちょっとモノ悲しいです。


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