幹事クリタのコーカイ日誌2004

[ 前日翌日最新今月 ]


 
9月23日 ● プロ野球は甘えている。

 今週末もまたストライキになるかどうか注目されているプロ野球。これだけあちらこちらで、いろいろな立場の人がいろいろに意見を言っている姿を見ると、いかに日本においてプロ野球が愛されているかということが実感できます。

 「人気が落ちた」「凋落傾向」とよく言われていますが、それでも日本のスポーツにおいてその注目度の高さは群を抜いています。辛うじて対抗できるのは4年に一度のオリンピックくらい。国技大相撲でも全然かないませんし、サッカーもW杯がある時だけようやくプロ野球並みというところでしょう。

 もしテニスがプロ野球と同じくらいに人気があったら、日本のテニスは格段に強くなるだろうなと思います。とにかくお金がないのが日本のテニス界です。昔いろいろあった日本で開催される国際大会はどんどん潰れていき、全日本選手権という伝統の大会ですらスポンサーがなかなかつかずに困っています。

 テニスファンではない普通の人に「日本人テニスプレーヤーで知っている選手は?」と聞いたら、まず松岡修造、次に伊達公子が挙がるでしょうが、二人ともとっくに引退しています。現役では杉山愛が辛うじて知られているくらいでしょう。長年日本男子のトッププレーヤーである鈴木貴男、本村剛一の名前を挙げられる人はどれだけいることか。テニス好きですら怪しいものです。

 これがプロ野球の選手の名前なら、みんなずらずらと挙げられると思います。野球に興味のない人でも清原や松坂くらいは知ってそうですし、普通に野球を見ている人なら二、三十人は確実に知っているはずです。

 人気のあるところにお金が集まります。お金のあるところに人材が育つのです。貧乏なところに優秀な人は寄ってきません。そう考えると、人気もお金もない割に日本のテニス、特に女子テニスは頑張っています。逆に日本のプロ野球はまだまだ人気に甘えていると思います。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。