最近父と義母が入院しました。とりあえず命には別状がないようですが、これだけでもなんてこった、という状況なのに、それに加えて同じ日に伯父と会社の先輩が立て続けに亡くなってしまったのです。「オー・マイ・ゴッド」な心境です。

　伯父は父の長兄で、すでに３週間以上前から意識不明状態が続いていました。僕も子どもの頃はよく可愛がってもらったので心配していたのですが、なにせ米寿なのでもうダメだろうということはわかっていました。子どもが３人、孫が１０人もいて、みんなに見守られての大往生でしたから、幸せな人だったと思います。

　昨晩が通夜で、その顔を見て来ましたが、本当に安らかな良い顔をしていました。一番の残念は、弟である父が入院中で最後に立ち会えないこと。葬儀にも行けないのは、お互いにきっとすごく残念でしょうが、なにせお互いがそういう状況であることすら認識できない状態なので、こればかりはどうしようもありません。

　同じ日に亡くなった会社の先輩は、まだ５０代半ば。一緒にずっと仕事をしてきた人で、カラダも心もでっかくて大らかな方でした。ある日、会社に出社してきて朝いきなり気分が悪くなって救急車で運ばれて入院、そのまま集中治療室から出てくることがなく亡くなってしまいました。

　僕は同僚とは言え後輩ですから、いろいろと新人時代には教えてもらったこともありますし、お世話にもなりました。伯父と同じで可愛がってもらったという記憶があるだけに、その二人が同日に亡くなるなんて、どういう星の巡り合わせだろうと考えてしまいます。

　人はいつか死にます。必ず死んでしまいます。だったらその日までになるべくやり残したことはないようにしておきたいと思います。お金を貯めるだけ貯めて使わずに死んでしまうような人生は僕は御免です。つまらないプライドや拘りや義務感で、イヤなことに縛られたり、やりたいことを諦めたり我慢したりするようなことはしたくありません。自分の人生、楽しんでナンボです。伯父と先輩の死に触れて、ますます「遊び人」になろうと思ってしまいました。