幹事クリタのコーカイ日誌2004

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8月25日 ● セルフ一本負けした夜。

 一昨日の夜、名古屋は雨が降っていました。僕はとあるドラッグストアの前を歩いていました。店の入り口の前はタイル張りになっていて、しかも少し下り傾斜がついていました。しかし僕は何にも気にしないでその塗れたタイル面に足を踏み出しました。

 その時です。右足がツルっと滑りました。あっ、と思った僕は左足で踏ん張って体勢を立て直そうとしたのですが、その左足もまた見事に滑ってしまったのです。どうやらこの日履いていた靴底がいけなかったようです。

 一瞬、両足ともに宙に浮き、体は地面と平行に投げ出されました。そしてその状態から「ばーん!」とタイル張りの路面に背中から叩きつけられてしまいました。

「んぐぐぐっ」

 息が詰まりました。何とか起き上がろうと思ったのですが、あまりの痛さに動けません。この痛さでは無理してはいけないと判断し、しばらくそのままの体勢で横たわっていました。数秒我慢。少し落ち着いてきたので、身を起こして体の状態をチェックします。

 まず頭。打っていません。僕は柔道黒帯です。これまでも何度も受身で大怪我を避けてきました。仰向けに倒れたら瞬間に顎を引いて後頭部を打たないようにする反射は健在なようです。次に肘。右肘を少しだけ擦り剥いていて血が出ていますが、強く打った形跡はありません。両肘ともほとんど痛みがないので骨にひびが入っていることもないでしょう。腰。これも大丈夫のようです。落ちたのは背中、それも肩甲骨のあたりからなので、幸い腰を打ちつけるということはありませんでした。もちろん臀部も足も大丈夫でした。

 と言うことで派手に転んだ割には、大した怪我はしていないと判断してようやくちゃんと立ち上がります。問題は一番衝撃を受けた背中と胸、そして首ですが、とりあえずこれもちょっと捻ってみたところ大丈夫そう。肩も回してみましたがちゃんと回ります。ただ一晩寝てみないと本当に大丈夫かどうかは自信がありませんでした。

 で、24時間以上経過した現在の状況ですが、やはり背中を中心に違和感が少しあります。首を左右に回すと筋肉痛のような痛さを感じます。右腰も少し回すと痛みがありますし、右足も少し痛い。どうも右足から滑ったので、右側に傾いて落ちたようです。首は軽いむち打ち状態。背中と腰は打ち身のようです。大したことはないと思うので、しばらくおとなしくしているしかないでしょう。なにせ見事に一本負けを食らったカタチですから、少々痛いのは仕方ありません。大怪我でなくて幸いでした。

 それにしても自分でこけてもこの痛さ。もし柔道家やプロレスラーに路上で投げ飛ばされたら死にますね。背負い投げやボディスラムは必殺技です。プライドで弱いからと言って小川直也を笑ってはいけません。


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