幹事クリタのコーカイ日誌2004

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7月8日 ● プロ野球選手会はストを考えよ。

 プロ野球オーナー会議の結果は驚くべきものでした。26年振りとかに出席した西武の堤オーナーが「もう1球団合併の話を進めている」と明言したのです。近鉄とオリックスの合併を白紙に戻せという選手やファンの声を無視するどころか、10球団による1リーグ制に向かってまっしぐらです。

 もちろんパ・リーグのオーナーたちは巨人と試合を組みたいから1リーグ制支持者ばかりなのは理解できますが、セ・リーグのオーナーたちはそれで良いのでしょうか?多分彼らは巨人・ナベツネには逆らえないだけなのでしょう。巨人の人気におんぶに抱っこでここまで生き延びてきた連中です。今さらナベツネに反逆して新しい1リーグから追い出されたらかないません。

 選手もファンも無視して、自分たちの都合だけでどんどん既成事実を積み重ねていくオーナー連中の手法は、多国籍軍参加を米大統領に約束して既成事実化していった小泉の手法と同じです。国政に対しては、今週末の参院選で自民党と小泉にノーと国民が言えば良いわけですが、オーナーたちにはどうやってノーを言えばいいのでしょう?

 ファンにできることは抗議の声を上げることです。署名を集めるなんて生ぬるいことをしていてはいけません。プロ野球を見に行かないという手もありますが、もっとも効果的なのは親会社に対する不買運動です。

 特にターゲットは近鉄と西武と読売でしょう。鉄道沿線住民はまず乗らないこと、系列百貨店には行かないこと、そして読売新聞不買運動を行うことです。ただ読売新聞を購読している巨人ファンは、きっと今回の問題について反応が鈍いと思われます。巨人ファンは「巨人さえ良ければそれでいい」が習性として染みついていますから、1リーグになろうがメジャーリーグに参加しようが、巨人がある限りノープロブレムでしょう。

 となると、そんな巨人ファンの心も揺さぶる一番過激な手は選手のストライキです。野球が行われなくなれば、いくら巨人ファンでもボンヤリとはしていられません。これ以上失業者を出さないためにも、古田選手会長はすでにストライキを考えているはずです。ただ事が事だけに発言は極めて慎重になっています。ストライキは劇薬ですから、下手をするとプロ野球自体の寿命を一気に縮めてしまう可能性もあるからです。

 ただ、このまま座して待っていてもプロ野球は早晩寿命がきます。球団を縮小整理しての1リーグ制が今より魅力的であるはずもありません。まだまだ縮小整理して8球団くらいになる可能性も大ですが、その時にはプロ野球はもう今の娯楽の王者の地位を占めていることはできないでしょう。

 さて、いつストライキをやりますかね?オールスターなんかどうですかね?1年くらいなくても平気でしょう。もしくはアテネ五輪期間中はどうせ誰も見ていないからストをやってお休みしちゃうのもいいかも。一番物議を醸すのはアテネ五輪代表チームがオリンピックでストをやることでしょうね。相当の非難も浴びることでしょうが、今から「このまま流れが変わらないのなら、五輪代表は全員辞退する」と言うだけでも、かなり圧力をかけられるような気がしますけど、うーん、どうでしょう?


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