幹事クリタのコーカイ日誌2004

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6月28日 ● 中日6連勝。

 1リーグか2リーグかで揉めているプロ野球ですが、それとは別に大混戦だったセ・リーグで一歩中日ドラゴンズが抜け出してきました。北海道での巨人との首位決戦を見事に3タテ、その勢いに乗って阪神にも連勝し、ライバルを叩き落として6連勝、2位巨人に4ゲーム差をつけて堂々の首位独走です。

 今年の中日は落合新監督の元、地道ながら頭の良い野球を続けています。それぞれの選手が自らの役割を考えて、きちんとその責務を果たしています。巨人のように一発に頼った一か八かの野球ではなく、取るべくして点を取り、守るべくして守りきる、実に手堅い計算のできる戦いぶりです。

 元々投手力には定評があります。開幕してからしばらくは守護神の岩瀬が骨折の影響で本調子ではなかったので苦戦を強いられていましたが、岩瀬の調子が上がるにつれて投手力は安定。今ではすっかり安心して見ていられる状態です。

 さらに弱点だった攻撃力も、ホームランバッターこそ福留だけですが、連打と機動力できちんと点を取るようになって随分と得点力が上がってきました。リナレスが復帰して、今後はますます期待できることでしょう。

 問題は選手層の薄さです。巨人のように巨大戦力ではありません。特に攻撃陣は清原がいなくなっても何の影響も感じないチームと違って、福留や立浪がいなくなったら途端に戦力はガクンと落ちてしまいます。夏場に向けて故障者が出ないようにすることが極めて重要になってきます。

 それとともにアテネ五輪代表に岩瀬と福留が選ばれたことも微妙に影響しそうです。ライバル巨人は高橋由と上原。確かに彼らも4番とエースですが、チーム内における影響力では岩瀬と福留の方が遥かに大です。毎日でも投げる抑えのエースと打点王でもある唯一の長距離打者ですから、これを欠くことの痛手は「週に1度」のエースと「単なる4番目の打者」を供出する巨人と比べものになりません。

 アテネ五輪が終わった時点で中日が首位をキープできていれば、今年の優勝はぐっと近づいてくると思います。経済界では元気の良い名古屋が何かと注目されているようですが、中日優勝となればさらに名古屋は元気になります。来年の中部新空港と愛知万博への弾みもつくので、ぜひこのまま突っ走ってもらいたいものです。


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