幹事クリタのコーカイ日誌2004

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6月21日 ● 小泉やりたい放題。

 いろいろ時事問題について考えるところはあるのですが、なんだか書いているとバカバカしくなってきてやめてしまいます。こんなこと本当は敢えて言うまでもないことだよなぁ、なんて思ってしまうんですよね。

 例えば自衛隊の多国籍軍への参加問題。もう小泉やりたい放題、の一言で終わりです。国の防衛・外交の基本方針に関わるような大きな問題なのに、なんら議論もなしに勝手に事を進めていいわけないじゃん、と思うのですが、これが勝手に進んでいるんですよねぇ。なぜ小泉の好き勝手に進むかと言えば、小泉を支持しているらしい多数の国民がいるからです。未だに50%近い支持率を背景に小泉はひたすら我が道を邁進するわけです。

 本来小泉が総理になった時に期待された「既成の自民党政治を壊す」という役割は何ら進展せず、さらに景気も遅々として回復せず、構造改革もうやむや、年金問題は破綻寸前、やっていることは急進的な右傾化だけです。それでも支持率が下がらないのは、今さらこれも言うことではないのですが、小泉のパフォーマンスの巧さに他なりません。

 民主党がちっともしゃっきりしないので、今度の参院選でも自民党が大敗する心配はありません。小泉は当分安泰でしょう。参院選が終わればしばらく選挙向けパフォーマンスも必要ありませんから、いよいよ改憲に向けて動き出すでしょうね。自民党の積年の課題を今やらないでいつやると言うタイミングです。

 やりたい放題という意味では、消費税の税率アップも考えられます。これもやるなら今でしょう。総額表示になったので、消費税が価格から隠れるようになってしまいました。税率が5%でも10%でも買う側は実感できないのです。ガソリン代が高く感じるのは、もちろん原油価格の値上がりもありますが、総額表示になってスタンドの表示価格が5%分上がっているからだということをどれだけの人が理解しているでしょうか?

 税額が隠蔽されたことで、例え消費税の税率が上がっても「高い」という不満は店やメーカーに向かい政府に向かいにくくなります。ぼんやりしていると、いつ消費税が上がったのかさえわからないままに過ぎていってしまいそうです。

 最近の「お上」を批判すると逆にバッシングされる風潮も小泉のやりたい放題の源泉になっています。誰が煽っているのか、すぐに「反日」だなんて言葉まで飛び出します。国の決めたことに文句を言えば「反日」と決めつける風潮はまるで戦前のようです。本来、国家という権力に対しては常にチェックしていくことが必要なのです。そうじゃなければバランスが取れません。小泉にだって罪ばかりではなく功だってあると思います。ただ現職の総理である以上、まず批判的に言動をチェックされるのは当然です。

 時事問題について拙い意見を書くよりも、芸能やスポーツの話題、もしくは身近な人たちのユニークな言動、恋愛の話など、もっと下世話な話題を書く方が気楽で良いのですが、ついついため息と一緒に書いてしまいました。


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