幹事クリタのコーカイ日誌2004

[ 前日翌日最新今月 ]


 
6月17日 ● 友達になるならサンプラザ中野。

 昨晩の『速報!歌の大辞テン』に爆風スランプのサンプラザ中野が出ていました。相変わらず飄々としていましたが、僕は彼にひとかたならぬ共感を抱いています。彼は僕と学年が同じ。早稲田大学時代からアマチュアバンドで活躍していて、僕が会社に入社した1983年頃に爆風スランプも世間に認知されるようになりました。

 僕が入社した時の歓迎会の2次会で行ったライブハウスでちょうどその日に爆風スランプがライブをしていました。しかしまだビッグヒットがなかった爆風スランプのことを会社のオジサンたちは知りません。僕だけが「おっ、爆風スランプだ」と喜んでいたのを覚えています。

 『Runner』がヒットしたのが1989年。ちょうど僕の長男が生まれた時で、この曲を聞く度に子どもを持っていよいよ大人にならざるを得ない自分が励まされているような気がしたものです。先ほど「歌の大辞テン」で、この曲は爆風スランプを辞めていったベースの江川ほーじんを想って書いたんだとサンプラザ中野が言っていましたが、なるほどそれで僕も励まされたような気がしたのかと納得してしまいました。

 その後、サンプラザ中野はいくつかのヒット曲を出した後、少しずつテレビから姿を消していきました。カラオケでいつも爆風スランプの新曲が出るたびに歌っていた僕としてはとても寂しい気分でした。同い年の芸能人やスポーツ選手が活躍することは嬉しいものですが、逆に引退したり消えていったりするのは本当に寂しい気持ちがします。

 後で知ったことですが、サンプラザ中野は一時期激太りをしていたそうです。いま「痩せ方上手」というダイエット本を出してそのあたりのことを書いていますが、なんと最高82kgまで太ったとか。僕とあまり変わりません。それが今は58kgまで痩せたということです。と言うことは、同い年の僕としてもそれくらいのダイエットができるということ。なにせ僕も高校時代は今とほぼ同じ身長で58kgだったことがあったのですから。自分でも信じられないことですけどね。

 最近のサンプラザ中野は「健幸」をテーマに125才まで生きるとか言っていて、やはりこの年になるとそっちへ走るかとこれまた共感してしまいます。ロックは不良で不健全で不健康で早死にじゃなくては、という考えもあると思います。そういう破滅的な志向性は決して僕も嫌いではないし、見ている分には「カッコイイ」と思うのですが、実際に自分のことになるとサンプラザ中野のように「幸せに長生き」という方向性に向かってしまいます。無茶しているようで「根はいい奴」というそのあたりも共感できるところでしょう。さて、僕ももっとダイエットするかな。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。