幹事クリタのコーカイ日誌2004

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6月7日 ● 死闘!アルゼンチン対決。

 全仏オープンテニスが終わりました。女子決勝はロシア対決を制したアナスタシア・ミスキナが、そして男子決勝はこれまた同国人同士となったアルゼンチン対決でガストン・ガウディオが涙の優勝を勝ち取りました。

 特に驚いたのは優勝したガウディオです。ノーシードからの優勝ということもありますが、準決勝ナルバンディアン、決勝コリアと連続してアルゼンチン対決だったのに、それをともに不利の予想を覆して勝ったのは素晴らしいことだと思います。

 手の内を知り尽くしている同国人同士の対戦では、やはり普段から格上意識のある方が勝ちそうなものなのですが、ガウディオは年下で伸び盛りの若手を連続して破ったのですから、その精神力は実に見上げたものだと思います。

 特に決勝は死闘でした。最初の2セットをわずか1時間でコリアが取った時は、やっぱりコリアかと誰もが思ったはずです。ところが第3セットをガウディオが競り勝ったのが転機になり、4セット目でコリアが足に痙攣を起こしてダウン。ファイナルセットはまさに死闘の果てに2本のマッチポイントを逃れてガウディオが逆転勝ちしました。同国人で期待の若手でしかも足に痙攣をおこしている相手と戦うのは本当にやりにくかったでしょうに、よくぞ勝ち抜いたものだと思います。

 また負けたコリアも本当に素晴らしい戦いぶりでした。僕は大会開幕前にコリアの優勝を予想していました。そして決勝での故障さえなければきっとコリアはその通り優勝したことでしょう。しかしコリアはまだ22才です。これからまだまだチャンスはあります。この敗戦を糧としてさらに彼は強くなっていくと思います。

 さて、すぐに今度はウインブルドンが始まります。レッドクレーとは全く正反対の特性を持つ芝の上で、強烈なサービスと巧みなボレーを武器にするプレーヤーが活躍することでしょう。戦国時代を迎えた現在のツアー状況ですから、また思わぬ伏兵が登場するかも。楽しみです。


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