幹事クリタのコーカイ日誌2004

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6月2日 ● 読書が趣味。

 いつも趣味を聞かれるとついついあれこれ列挙してしまいます。テニス、マンガ、読書、映画、カラオケ、クイズ、ボーリング、温泉、ドライブといったあたりが定番で挙げるもの。好きなことにはすぐ熱中するタイプなので、もちろんそれぞれに一家言あるつもりですが、ただプロ並みと言えるまで極めた趣味がないのが我ながら残念です。

 それらの中で読書というのは、小学1年生の時に「エジソン」の伝記を読んで以来、ずっと好きでしたし、今のコピーライターという仕事も子どもの頃からの読書量によって支えられているという部分が大きい特別な趣味なのですが、実はその支えとなっている読書量が最近落ちているなと感じています。

 中学から高校、大学時代というのは本当によく本を読んでいました。ところが20代後半から他にもいろいろ忙しくて読書に割ける時間が減ってきて、最近は読書する時間だけではなく体力すらも衰えてきているのを感じます。

 読書量が減ると新しい未知の作家の本を読むことが少なくなります。自分のお気に入りの作家の新作を読んでいるだけで手一杯。話題になっていて面白そうだなと思っても、読んだことがない作家はついつい後回しになってしまいます。

 で、先日も「お薦めの本はありませんか?」と聞かれたのですが、これが即座に思いつかないのです。と言うのも、僕がいま読んでいるのは司馬遼太郎「坂の上の雲」。日露戦争の話です。中年以上の男性ならともかく、若いそれも女性に司馬遼太郎を薦めてもなぁ、なんてついつい腰が引けてしまいます。

 と言って若い女性受けするような作家はあまり読んでいないので、結局山崎豊子とか浅田次郎とか、司馬遼太郎と読者層が大して変わらない上に、定番過ぎて新鮮味がない作家の名前を挙げてしまいます。もう読書が趣味とか言うのはやめようかな。やっぱり趣味って言うからには、相応の狂気を孕んでいてこそだと思っているので。


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