幹事クリタのコーカイ日誌2004

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5月25日 ● 全仏オープンテニス始まる。

 いよいよテニスグランドスラムの第2弾全仏オープンが始まりました。第1弾の全豪オープンを見に行ったことから、より世界のトップ選手を身近に感じることができるようになったので、全仏もどうしてもテレビ観戦したくて、とうとうWOWOWに加入してしまいました。これで二週間たっぷりレッドクレーでの熱戦を堪能できることになります。

 レッドクレーというのは特殊なコートで「クレースペシャリスト」と呼ばれるようなヨーロッパや南米の選手がやたらと強さを発揮します。逆にランキングでは上位にいてもハードコート育ちのアメリカ選手がもっとも苦手としているのが全仏オープンなのです。

 今大会、男子の優勝候補筆頭はもちろんナンバー1で全豪覇者であるフェデラーです。フェデラーはスイス出身のオールラウンドプレーヤーですから、決してクレーコートを苦手とはしていません。しかし、そんなフェデラーと言えどもクレースペシャリストたちを相手に最後まで勝ち抜けるかどうかは疑問です。

 昨年優勝のフェレーロを始め、過去に優勝経験のあるモヤ、コスタらのスペイン勢に加えて、最近成長著しいコリアやナルバンディアンなどのアルゼンチン勢も虎視眈々とタイトルを狙っています。もちろんロディックやベテランのアガシらアメリカ勢、そして復活途上のサフィン、ヒューイット、クエルテン、地元のグロージャンらにもチャンスはあります。

 敢えて優勝予想をするのなら、やはり若さと勢いのコリアでしょうか。全仏は過去にもビランデルやチャンといった若いチャンピオンを輩出している大会です。今のコリアなら初めてのグランドスラム獲得も十分に考えられると思います。

 女子はクリスターズが故障で欠場、ナンバー1のエナンも体調不良、ウィリアムズ姉妹も復活はしてきたもののまだ万全とは言えません。同じように混戦と言っても、男子と違ってレベルの低い戦いになってしまいそうです。

 優勝候補にはエナン、ウィリアムズ姉妹に加えて、地元のモーレスモとベテランのダベンポート、カプリアティあたりでしょうか。なんだかんだ言ってもエナンが根性でセレナ・ウィリアムズを下して優勝、ということになりそうな気がします。

 さて、肝心の日本人選手と言えば、男子は予選で落ちて本戦には出場できず。女子はいつものように杉山、小畑、浅越、森上の4人が出場していますが、やはり期待は杉山愛。過去には苦手としていたクレーですが、去年クレーコートの戦い方をつかんだということですから、今年は自己最高のベスト8以上を期待したいと思います。


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