幹事クリタのコーカイ日誌2004

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5月18日 ● 小沢一郎ひとり勝ち。

 小沢一郎はこのまま民主党代表を受けざるを得ないかと思っていたら、なんと任意加入時に国民年金未納だったことを理由に代表選を辞退してしまいました。やるな、小沢、策士やのう、という感じです。

 本来任意加入なのですから、納めていようがいまいが法的に責任はないはず。しかし、小泉首相がそれを盾に自分の未納問題を不問に付そうとしているのをみて、自らがけじめをつけることで揺さぶりをかける作戦です。

 特に強制加入時に未納だった閣僚連中や公明党の神崎代表らの責任問題がこれで再浮上します。任意の小沢がけじめをつけている以上、彼らが無傷のままでは世論を敵に回さざるを得ません。

 しかも、小沢はさっさと自分から代表を辞退することで、党内でのライバルである菅直人の往生際の悪さまでを改めて浮き彫りにしてしまいました。どうせまだ代表なんてやる気のなかった小沢としては、体よくクリーンイメージなまま辞退できてラッキー。参院選で負けても満を持しての小沢待望論に押されて登場することができますから、これで民主党内では小沢ひとり勝ちでしょう。

 江角マキコから端を発した年金未納問題がこんなカタチで発展するとは誰も思わなかったことでしょう。多くの国会議員の未納が発覚する中で、出処進退を間違えると思わぬ大怪我を負いますし、逆に福田康夫や小沢一郎のようにうまく立ち回れば「次」への目が開けてきます。

 政治家としての嗅覚を試されているような政局ですが、こうして右往左往している間に肝心の政治運営はうまく動いているのでしょうか?株価はまたもや低迷しています。せっかく立ち直りかかっている日本経済がまた暗闇に入らぬよう頑張ってもらいたいのですが。


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