幹事クリタのコーカイ日誌2004

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4月19日 ● スポーツクラブが自己破産。

 我が家のマンションの隣はスポーツクラブです。国道沿いなので結構目立つ建物です。できたのはバブルの真っ最中で、我が家のすぐ側は名古屋でも有数のお屋敷街ですから、そこのお金持ちを目当てにした豪華なスポーツクラブとしてオープンしました。

 しかし、できてすぐにバブルは崩壊、当初はバカ高い入会金を取っていたスポーツクラブはどんどんキャンペーンをして値下げを繰り返しました。うちのカミさんが入会したのは、そんなキャンペーン最中の8年ほど前。当初ウン十万円だった入会金はわずか3万円にまで下がっていました。

 とは言え、年会費はそれでも8万円。毎年夏のボーナスでそのお金を支払う僕としては結構大きな額です。とてもじゃないけど自分の分までは払えないと思って、徒歩わずか10秒の距離にありながらカミさんだけがずっと会員として通っていました。

 しかし、カミさんもPTA活動で時間を取られるようになり、次第に足が遠のいてしまいました。去年などほぼ毎日のように小学校に行っていたため、スポーツクラブに顔を出したのは年間で数回だと思います。それで8万円はとんでもなく高い買い物ですが、なにせカミさんは15年前に突然脳梗塞で倒れた義母と同じような体型で、いつ血管が詰まってバッタリ倒れないとも限りません。少しでも健康でいられるのならと我慢して会費を払い続けていました。

 ところが、先日いきなりスポーツクラブの封筒に弁護士の差出人名が印刷されて通知が送られてきました。封を開けるまでもなく「これは潰れたな」と思ったら、やはり予想通り「自己破産しました」という内容。入会金、年会費等は一切払いません、同名のスポーツクラブは経営母体が違うので移れません、というひどい話で、要は会員は泣き寝入りしろ、ということのようです。

 クラブを閉店したのが11日、自己破産したのが12日、通知が送られてきたのが13日。かなり計画的に事を進めています。会費は夏まで有効のはずですから、本来なら8万円のうちの2〜3万円は戻ってきても良いはず。しかし、それを取り戻すのは大変な手間でしょうから、諦めるしかないのでしょう。

 ただ、せっかくカミさんがPTAの第一線から退いて暇になるので、クラブにも通おうかと思っていた矢先ですから潰れてしまったのは残念です。ますます太って不健康になると将来的に僕が困るので、なんとかしていただきたいと思っているのですが。


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