幹事クリタのコーカイ日誌2004

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月31日 ● 恒例春ドラマ展望。

 例年プロ野球開幕とともに始まる春のドラマは各局ともあまり力が入っていないものです。今年も冬にSMAPが全員ドラマ出演したように、前クールに全力投球してしまっため、春は「中継ぎ」感が漂うラインアップとなってしまいました。

 そんな中で話題になりそうなのがTBS系日曜夜9時『オレンジデイズ』。就職活動中の大学生と聴覚障害の女性のラブストーリーという、いかにも20代前半狙いの設定です。キャストも妻夫木聡に柴咲コウ、小西真奈美、白石美帆、成宮寛貴、瑛太、山田優と若い若い。しかも脚本は北川悦吏子。ただ日曜9時というファミリー枠で、このターゲットを絞り込んだ設定で大丈夫なのかな、という心配はあります。

 フジ系月曜夜9時、いわゆる月9は『愛し君へ』。さだまさし原作「解夏」をアレンジしてドラマ化したものだそうです。さすがに月9だけあって脇はなかなか見事なキャスティングです。伊東美咲、岡田義徳、玉木宏、森山未來、黒谷友香といった若い俳優と、泉谷しげる、時任三郎、八千草薫らベテランがうまく組み合わさっています。問題は主演の二人、藤木直人と菅野美穂。テレ朝ならともかく、月9の主演にしては華がないですね。

 TBS系金曜夜9時『ホームドラマ!』も注目です。バスツアーの事故で生き残った7人が一緒に住むという非現実的な設定ですが、岡田恵和が脚本だけに面白く仕上げるかも。ただ堂本剛、ユースケ・サンタマリアという主演に僕の気持ちは萎えているのですが、他の脇役もイマイチなのでますます見る気がしません。

 フジも力が入っていないなと思うのが火曜夜9時『ワンダフルライフ』。なんと反町隆史に長谷川京子という最近“視聴率クラッシャー”ぶりを発揮している二人が主演です。ただ企画はリストラされた元プロ野球選手が少年野球チームの監督として成長していくという割とやりようによっては期待できそうなものですし、脇役が西村雅彦、八嶋智人、田口浩正といった「三谷組」に加え、堀内健ですから、コメディとしては楽しくなりそうな気配はします。

 それにしても今クールは本当に主役クラスに人がいません。上記のドラマも『オレンジデイズ』を除けば「え〜?」と言うような華がない、もしくは旬を過ぎたキャスティングですが、他の番組はもっと悲惨で、安倍なつみ『仔犬のワルツ』、阿部寛&宮迫博之『アットホーム・ダッド』、天海祐希『離婚弁護士』、吉田栄作&ともさかりえ『新しい風』、菊川怜『霊感バスガイド事件簿』、篠原涼子&小林聡美『光とともに…自閉症児を抱えて』、陣内孝則&財前直美『電池が切れるまで』とやたらと地味なのです。これでは見る気がしません。春は『新選組!』だけにしておこうかなぁ、とただ今考え中です。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。