幹事クリタのコーカイ日誌2004

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3月19日 ● 紅白演技合戦。

 半年間にわたって高視聴率をキープし続けた『白い巨塔』がとうとう昨晩最終回を迎えました。基本的にストーリーは知っているので、どうなるのか?という楽しみは少なかったのですが、半面ビッグネームばかりの競演で、さながら「紅白演技合戦」(白い巨塔だけに白組の勝ち?)の様相を呈していて、それはそれで面白かったと思います。

 昨年放送されていた第一部では、西田敏行、石坂浩二ら狸ジジイたちの腹のさぐり合い演技が楽しくて、特に伊武雅刀のいやらしさが小気味良かったです。思わず「スネークマンショー」も出世したもんだ、なんて、我々世代にしかわからないような感想を漏らしていました。

 今年になってからの第二部になると、医療裁判シーンが中心になってきて、今度は若手の俳優陣(と言っても、みなキャリアがある主演クラスですが)の頑張りが目立ちました。伊藤英明、西田尚美、上川隆也、及川光博、水野真紀らがお互いに負けまいと演技している様子が窺えて良かったです。

 そんな中、ドラマの中心となる唐沢寿明、江口洋介、矢田亜希子、黒木瞳らも少しずつキャラクターを自分なりに消化して掴んだようで、前半では「ちょっとな」と思っていたのも、後半はかなり素直にドラマに没頭することができるようになりました。

 ただ難を言えば、あまりにも出演者それぞれが頑張って演技し過ぎている感じがしたことでしょうか?最近のドラマでここまでみんなが揃いも揃って力みかえっているドラマはありませんでした。それだけ時間とお金をかけて作っていることはわかるのですが、見ていてグッタリ疲れてしまいました。それは決して重厚なストーリーのせいだけではないと思います。

 最後に池内淳子。ちょっとだけ出てきてさらっていきましたねぇ。さすが上手いです。それに比べて唐沢と江口との絡みは、「モーホー?」と思ってしまいました。あれは男の友情を超えているでしょう。ちょっと気持ち悪かったです。


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