昨日デパートのホワイトデーコーナーに立ち寄ってみました。時間が昼下がりだったので、売場にはご主人の代わりに大量にお返しを買い求めにきていたお金持ちそうな奥様がたくさん。ため息をつきながら「ああ、本当に面倒くさいわ」という顔で、少ない人で数個、多い人は30個以上とおぼしきハンカチなどを買っていました。ああ、その売場はブランド小物を扱っているところで、お菓子は置いてありませんでした。

　で、中には健気にも自分で買いに来た部長さんらしき人もいて、女性店員にあれこれ説明を受けながら選んでいるのですが、やはり奥さんに買いに行かせるよりも自ら一生懸命選んで買っていく人の方が良い上司に見えるなぁ、なんて微笑ましく眺めていました。

　ところがこの部長さん（仮）は、よっぽどこういうものに疎いようで、店員からブランドの説明を受けてもちんぷんかんぷんらしく、結局わかるのは色の違いだけ。「ピンクは可愛らし過ぎるかな」「黒じゃ地味じゃないかね」などと言いながら、なかなか決まりません。レジに行列ができているほど忙しいのに、その部長さん（仮）一人に店員を占有されてしまってデパートとしては弱ってしまったことでしょう。

　で、なんで僕がそんなコーナーでしげしげと買い物客ウォッチングなんかしていたかと言うと、当然僕もホワイトデーのお返しを探しに行っていたわけです。毎年趣向を変えていろいろお返しも考えているのですが、今年は仕事がここにきて忙しく、のんびりとプレゼントを探してお店巡りをしている余裕がありません。

　一応名古屋栄の主要なデパート、ショップはくるりと見て回ったのですが、結局受け狙いよりも実用性を考えてブランドもののハンカチなどが一番かと、このデパートに戻ってきたわけです。面白みはないし、決してセンスが良いとも言いきれないのが悲しいところですが、まとめて手間をかけずに購入できるし、ま、今年はこれで勘弁してもらおうかと。