幹事クリタのコーカイ日誌2004

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2月27日 ● 広報担当としての杉山愛。

 昨晩とんねるずの「食わず嫌い」に杉山愛が出ていました。こうしたバラエティ番組に現役テニスプレーヤーが出ることは珍しいので、裏番組の『エースをねらえ!』を敢えて見ずに(杉山が出ている間だけですが)、とんねるずと絡む杉山愛がどう扱われるのかを見ていました。

 基本的なスタンスとしては「愛ちゃんリスペクト」でした。伊達公子以来の日本人プレーヤーTOP10入りを称え、また美人アスリートとして結婚宣言まで飛び出していました。とんねるずも「いじる」ことはせずに、全体としてかなり「高値」で扱われていたと思います。

 引退したテニスプレーヤーでもメディアによく露出しているのは松岡修造と伊達公子くらいです。番組中でもとんねるずが言っていましたが、テニス選手は年間通じて世界をツアーで回っていますから、あまり日本にはいません。そのせいでどうしてもメディアへの露出も少なくなってしまうのですが、やはりその競技のトッププレーヤーは「看板」ですから、なるべく機会があればメディアに露出してイメージアップを図るべきだと思います。

 プロ野球とJリーグの違いは、メディアに露出することに対する積極性の差だと思います。長年のキャリアから、プロ野球界は話題作りということを自然と体得しています。特にこの時期は種まきの季節ですから、キャンプでの話題を積極的にマスコミに流して扱ってもらえるように広報を始め球界全体が努力しているのがわかります。

 ところがJリーグは発足当初のブームにあぐらをかいてしまったのか、プロ野球に比べて明らかに広報戦略が劣っています。キャンプ情報もほとんど伝わってこないし、折角新しい戦力を獲得しても、あまり話題にもなっていません。各チーム、選手、監督がマスコミに取り上げてもらえるような努力をもっとしなくては、Jリーグの地盤沈下はとまらないでしょう。

 今の時期にスポーツニュースで取り上げられなければ、シーズンに入ってからの観客動員に差が出るのは当たり前です。あくまでも興行なんですから、ただ強ければ良いとか、面白い試合をしていればOKというものではないのです。話題性が乏しければスポンサーもつきませんから、結局全体で沈んでいってしまいます。

 ここのところ日本のテニス界もかなり広報に対する意識改革が行われているようです。デ杯やフェド杯、全日本選手権などの「古い革袋」をもう一度盛り上げようと努力しているし、「テニスの王子様」や「エースをねらえ!」などに対する協力ぶりも、何とか子どもたちにもテニスを知ってもらって裾野を広げたいという意欲が窺われます。

 杉山愛だけではなく、いま日本の女子テニス選手は引退した30代の選手も含めてルックス的にもそこそこ可愛い選手が多いですから、ぜひもっとメディアへ露出して人気を盛り上げると良いでしょうね。


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