幹事クリタのコーカイ日誌2004

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2月19日 ● 人間ドック。

 子どもの頃、人間ドックのことを人間「ドッグ」だと思っていました。人間犬。なんか怖いです。楳図かずおが恐怖マンガの題材にしそうです。そんな幼い頃の記憶が僕をびびらせるのか、今まで人間ドックに近づいたことがなかったのですが、会社の方針で指定の人間ドックで健診を受けなければならなくなり(これまでは向こうから会社に出向いていてくれたので良かったのですが)、昨日某クリニックへ行ってきました。

 病院での健診と違い、人間ドック専門のクリニックはとても優雅でまるでホテルのようだ、という噂を聞いたことがありました。また逆に、システマティック過ぎて工場の中をたらい回しされているようだ、という感想も聞いたことがありました。実際に自分が受けてみると、どちらも当たらずとも遠からずですね。

 予想外だったのは、今ごろはきっと空いていてガラガラだろうと思っていたら、随分とたくさんの人がいたことです。渋滞を起こしているというほどではなかったのですが、僕の前に常に10数人が待っていて、待合室は常にいっぱいでした。

 人間ドックを受ける人なんて中年のサラリーマンばかりかと思っていたら、意外と老若男女が揃っていました。さすがに20代前半という人はいませんでしたが、まだドックなんて必要なさそうな若いご夫婦とか、デパートで昼間から買い物していそうなお金持ち風の奥様とか。考えてみれば、うちのカミサンも主婦健診で僕よりもドック慣れしているわけですから、驚くべきことではないんですけどね。

 それと、全員がお揃いのブルーの検査着を着させられているのですが、女性は気をつけないと胸元が危ういですね。心電図や腹部超音波検査などで、何回も前をはだける必要があるため、ああいう服装になっているのでしょうが、それを繰り返していたためか、油断しているのか、かなり胸元が緩んでいる人が複数見受けられました。赤の他人に注意するわけにもいかず、ましてやジロジロ見ているなんて思われたら大変ですから、なるべく素知らぬ顔をしていましたが、胸が見えちゃいますよ、奥さん、と言いたかったです。

 そうそう、検査する人(何と呼ぶんだろう?検査技師?)が、みんな若い綺麗な女性なのにも驚きました。女性の受診者も多いわけですから、検査する方も女性の方が安心でしょうし、男性の場合は若い女性相手にパンツ一丁になるのは恥ずかしい時もあるのですが、受診者はオジサンが中心なのでむしろ喜んでいる人の方が多いのでしょう。

 ただ、僕も眼底検査とか血圧測定とか採血とか、そんな「ぬるい」検査なら良いのですが、腹部超音波検査の時はさすがに照れました。なにせこの技師がまた特別綺麗な人で、その人の前でベッドに仰向けに寝させられて、前をはだけられて、パンツをずり降ろされて、手を上に上げた状態でぬるぬるしたジェルを塗られて、体を寄せられて、右やら左やらといじくり回されて、挙げ句にティッシュでお腹周りについたジェルを丁寧にふき取られた時には、さすがにどきどきものでした。

 そんなことをオジサンにされるのもイヤかも知れませんが、あまり色っぽい人にされるのもちょっと困ります。「バカなこと考えてんじゃないわよ!」と女性から突っ込みが入りそうですが、きっとドック経験者の男性なら共感していただけるのではないかと思います。

 で、今回の結果は後日郵送されるそうですが、だいたい僕の場合は「脂肪肝の疑いあり」という結果に決まっています。会社で受けていた健診でも長年同じ結果なので予想がつきます。いいんです、こんなものは痩せれば良くなるんだから。ちっとも痩せないのが問題だけどね。


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