幹事クリタのコーカイ日誌2004

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1月30日 ● 他人事ではない経歴詐称問題。

 こちらで学歴詐称で大揺れしているかと思いきや、別の方でも「甲子園出場4回」というのが、補欠でベンチ入りもしていなかったとわかって話題になっています。人間誰しも少々の見栄を張りたくなるのは理解できますが、とりわけ政治家というのは少しでも自分に箔をつけようと思うのか、いろいろ経歴を詐称したがる生き物のようです。

 ところで、いつもならこうした政治家のみっともないあれやこれやは嗤い飛ばして平気でいられるのですが、今はちょっと他人事ではない気分です。と言うのも、会社の後輩にしてテニス仲間のT西が愛知自民党の参院予備選に出馬してしまったからです。

 この予備選というのは、民主王国愛知県で自民党があまりにも弱いため、参院選で「勝てる」清新な候補者を出そうということで、初めて党員投票で候補者を決めるという試みです。候補者は自薦ではなくあくまでも県議による他薦でないといけません。T西の父親も自民党の県議なので、いつかは後を継いで政治家になることもあるのかも、とは思っていましたが、まさか父親が現役のうちにいきなり国政の方に担ぎ出されるとは思っていませんでした。

 この予備選の他の2人の候補者は60代の国会議員なので、30代のT西は知名度や組織力、実績などでは比較にならないほど不利なのですが、逆に若さとか新しさ、明るさではダントツに一番。要は自民党の党員がどちらを基準にして選ぶかということになっているわけで、T西に勝ち目がないわけではありません。

 会社としても仕事に差し障りがあるような表立っての応援こそしていませんが、バックアップは惜しまないということで、僕もテニス仲間としてT西のコピーライターになってチラシ作りなどにメルボルン出立前から協力していました。

 彼のプロフィールなども本人と話しながら作ったのですが、学歴やテニスでの活躍ぶりなども当然紹介しています。特にテニスに関しては古賀ジュンがひれ伏すほどの輝かしいキャリアを誇る(なにせインカレで個人ベスト8、大学王座では団体戦副将として全国2位だったそうですから)T西ですが、嘘や誇張や勘違いがあってはこの御時世に極めてまずいことになります。校正ミスなどないか、とっても不安になってしまいました。

 僕の個人的な思いとしては、T西が国会議員になるよりも、もっと一緒にテニスをしてくれる方が嬉しいのですが、折角出るからには当選して欲しいとも思っています。予備選の開票は2月14日バレンタインデー。チョコを貰えるかどうかよりもドキドキです。


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