幹事クリタのコーカイ日誌2004

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1月13日 ● 『新選組!』第1回。

 一昨年に2004年大河ドラマは三谷幸喜脚本の『新選組!』だと発表されてから、ずっと僕はこのドラマの放映を待っていました。その間にキャスティングやドラマの設定などが少しずつ明かされていき、興味も増していました。反面、不安も増大していました。その第1回、やはり予想通りのカタチになって仕上がっていました。

 まず期待は、若々しい幕末人たちを三谷幸喜独特のユーモラスなタッチで描くことの「軽やかさ」「明るさ」だったのですが、それは十分に発揮されていました。三谷のドラマ・舞台に常連として出演している俳優が多いために、そのテイストはしっかりと守られていて安心して見ていられました。まあ役と俳優のイメージがかなりぴったり合っているのも素晴らしいですし。

 不安は反面、バラエティ的になりすぎないか、ということです。時代劇と言っても三谷の場合はほぼ現代劇に近い感覚です。それはともすればコントになりかねません。しかもキャスティングが三谷組の常連か、テレビの売れっ子を使いすぎです。役柄以前に本人のキャラクターが前に出過ぎていて(三谷が当て書きをする脚本家だから余計にそうなります)、役名よりも役者の名前で見てしまいます。しかも他のドラマの影も見る側は引きずってしまいますから、余計に困ります。里見助教授が東教授を「先生」と呼んで子分のように付き従っていると混乱しそうです。

 最後の不安は土方歳三です。山本耕史が悪い役者だとは言いません。しかし、他の主要出演者、香取慎吾、江口洋介、藤原竜也、石黒賢、そして今後出てくる佐藤浩市などと比べて、僕の目には「オーラ」の量で劣っています。近藤勇よりも目立つ土方では今回は困る、ということもあったのかも知れません。しかし、それでもせめて斉藤一役のオダギリジョーと交換すべきでしょうね。土方よりも他の隊士たちの方が目立つのが残念。

 とまあ、いろいろ不安はありますが、とりあえず第1回は合格だと思います。それに今後出てくる野田秀樹と佐藤浩市が楽しみで楽しみで。


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