幹事クリタのコーカイ日誌2004

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1月8日 ● ドラマ三題。

 火曜日の新ドラマ『ファイアーボーイズ・め組の大吾』は、原作マンガの雰囲気を良く残していて面白かったと思います。原作はよくできたマンガでして、消防士という職業の大変さと難しさと尊さを伝えていますが、ドラマでもそれをなるべく尊重しようという気概が見受けられました。

 まあ難を言えば、主演の山田孝之が野生児的な主人公のキャラに合わないところですね。山田孝之はやはりナイーブな青年役が似合います。今回の主人公は若い頃のキムタクや反町隆史の役どころですから。でも鹿賀丈史はなかなかはまり役。内山理名は顔が変わりましたね。1年前のキャビンアテンダントの時とは随分印象が違います。

 続く『僕と彼女と彼女の生きる道』は少々見ているのが辛かったです。確かに前作と同じスタッフだけに雰囲気は良く似ていますが、子ども好きな僕としては、幼い女の子が苦しむのは見ていられません。あんな可愛らしい娘に対して、父も母も愛情をもてないなんて信じられません。もちろん世の中にはそういう人もいるんでしょうが、果たしてドラマとしてその設定が共感を呼べるのか、ということが問題だと思います。

 それとこの女の子が天使のように描かれて過ぎていて、それも現実離れしていると思いました。子どもと言うのはもっと悪魔的な部分を多く持っているものです。それがまた可愛いところでもあるのですが、あれではリアルさが欠けてしまい、それもドラマとしてはいかがなものかと。でも9時から『ファイアーボーイズ』、10時から『僕と彼女と彼女の生きる道』とフジ系で続くので、きっとこのまま両方見続けることになりそうです。

 さて、今週から始まったNHKの連続ドラマ『ちょっと待って、神様』。泉ピン子主演のこのドラマは、突然の交通事故にあった主婦が、死にきれずに女子高生のカラダを借りて下界で生活をするという内容で、原作は大島弓子の『秋日子かく語りき』です。

 この頃(初出は1987年1月)に大島弓子が月刊『ASKA』に連載していた作品群は僕はとても高く評価しているのですが、その中でもこれと『毎日が夏休み』はとにかく傑作です。ドラマは泉ピン子が女子高生の制服を着るということで妙な話題を呼びましたが、なかなか作品としてもよくできています。共演の宮崎あおい、塚本高史も熱演していますし、今後が期待できそうです。

 

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