幹事クリタのコーカイ日誌2004

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1月2日 ● 寄席芸人はどこへ?

 正月は毎年お互いの実家に行くことになるので、やることもなくテレビをぼんやり見ている時間が多くなります。たださえ芸能スポーツネタが多いのに、いつもにも増して正月はテレビのネタが多くなりますが、気にしないで読んでいただければと思います。

 さて、元旦のテレビで目立ったのはモーニング娘。鶴瓶、ウッチャンナンチャン、雨上がり決死隊などなど。タモリ、たけし、さんまの「BIG3」も、さすがにかつてほど見かけなくなりましたが、それ以上に見なくなったのは伝統的な寄席芸人たちです。

 僕たちが子どもの頃は、正月と言うと寄席中継であり、日頃はあまり見ないような落語家、漫才師、奇術師、コントグループなどが、この時とばかりにウヨウヨとテレビに出てきました。

 かしまし娘とか林家三平とか海老一染之助染太郎とかチャンバラトリオとか瀬戸てんやわんやとかダイマルラケットとかレッツゴー三匹とか江戸家猫八とかゼンジー北京とか早野凡平とかレッドスネークカモン(そりゃ芸名じゃない)とか。

 この人たちを見ると、ああ、正月が来たんだなぁ、という実感が沸いたものでした。正月に見る寄席中継というのは、本当にまったりとしていて、テレビを見ながら双六やトランプやかるたをする小学生には、手頃なスピード感と刺激だったと思います。

 ところが最近の正月のテレビは、日頃のバラエティとあまり出演者に変化がありません。正月だけ見る顔というものが存在しないのです。いつも見ているモー娘。が、いつものようにいじられているなぁ、というだけ。恐らく、それだけテレビバラエティのスピードが増してしまい、寄席芸人のスピード感では視聴者が満足しなくなってしまったのでしょうね。

 正月になると出てきて「ああ、まだ元気でやってたんだ」と確認をして安心するような芸人が減ったのが残念です。実際、鬼籍に入ってしまった人も多いですし。なんだかちょっと寂しいです。


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