幹事クリタのコーカイ日誌2003

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12月28日 ● この太閤記はなんだ?

 フジテレビ系列で年末の特別ドラマ『太閤記〜サルと呼ばれた男』を2時間半にわたって放送しました。その前の番組である「めちゃいけ」に主演の草なぎクンが数取団にまでカラダを張って出演していたので、ついでに見てみましたが、かなりひどい内容のドラマでした。

 何がひどいって、まず脚本が走り過ぎ。秀吉の人生を2時間余りに縮めるのが難しいのはわかっていますが、それにしても深みがない内容です。「人を殺さない」で天下取りを目指す秀吉というコンセプトはわかりやすいですが、まるでかつての社会党の「非武装中立」みたいで、到底無理なことを言ってるなぁ、という感想しかもてません。

 また時代考証のいい加減さも、大河ドラマで見飽きている題材ですから、余計に目立ちます。演出も妙に現代劇チックで、軽すぎる気がしました。

 なによりいけないのはキャスト。秀吉の草なぎは主演ですから許すとしても、信長の藤木直人は迫力不足も甚だしく、光秀の宮迫博之に至ってはコントにしか見えません。というか、コントでしょう、このドラマは。

 若者に興味をもって見てもらうために、敢えて時代劇っぽさを抑えて、こういう軽い感じの太閤記を作ってみたんでしょうが、多分老若男女問わずダメだと思いますよ。


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