昨晩の『とんねるずのみなさんのおかげでした』は恒例のクリスマススペシャルで、キムタクと竹内結子の食わず嫌い王がメインだったようですが、ねるとん芸能人大会もそれなりに楽しめました。

　今年の面子はかなり格落ち。男性側のメインは高見盛、後はくりぃむしちゅー、マギー審司あたりが目立つくらいです。女性側はもう少しマシでしたが、メインはさとう珠緒。後は井上和香にフジの中野美奈子アナ、瀬戸カトリーヌ。珍しいところでインリン・オブ・ジョイトイ。

　番組的には当然のことながら、高見盛とさとう珠緒の動きに焦点を合わせた作りになっていました。くりぃむしちゅーとマギー審司も適当に盛り上げつつ、まあいつものような展開になっていったのですが、ここで気になったのが井上和香。

　最近売り出し中のグラビア出身のバラエティ系アイドルとして、今回の女性メンバーの中ではさとう珠緒に次ぐ扱いを受けているわけです。第一印象でも一番人気。完全に色物として真冬に露出度の高い服を着させられていたインリンと違って、最初は随分厚遇されているなと思いました。

　ところがフリータイムになるにつれて、井上和香が映らなくなってきました。訳のわからない他のタレントや演歌歌手などと同じような薄い扱い。男性陣の人気もさとう珠緒とインリンと中野アナに集中していた感じで、誰も井上和香に寄りつかなくなっていました。当然、最後の告白タイムでも全く無視。局アナの中野が３人相手に「ごめんなさい」をかましていたのと大違いです。

　これは番組制作側の演出なのでしょうか？僕にはどうも本当に井上和香が男性陣から人気がなかったように思えました。最初は良いなと思ったのに、少し話してみたら「なんだこいつ」と思われたのだとしたら、そしてそれが図らずも露呈してしまったのだとしたら、井上和香をこの番組に出した事務所の戦略は大失敗だと思います。

　せっかくプロミスのＣＭで小野真弓チックに可愛くて優しい一生懸命な女の子を演じていても「うそ臭い」と思われてしまいます。現実に僕の周りにもこういう女の子がいます。つかみはＯＫなのに、実際に話してみると「ちょっとなぁ」と敬遠されてしまうような子。

　さとう珠緒タイプは女の子から嫌われても男からは受けが良いと思います。しかし、井上和香タイプは男女問わず受けが悪いのです。本当に井上和香がそうなのかどうかはわかりませんが、ちょっとこの番組での扱いはイメージダウンだなぁ、と思いました。

　もっとも、最初の紹介では出ていたのに、それ以降全く出てこなかった山川恵利佳よりはマシだったかも知れません。知名度では井上和香以上の彼女が、全然映らなかったというのもひどい話です。途中で帰ってしまったんじゃないか、というくらい仕事してなかった訳ですから。