「晴れサークル」が天気に完敗したので、仕方なく家にこもって住所録の整理をしました。年賀状を作成する前段階として、これを時間のある時にきちんとしておかないと後で面倒なことになるからです。

　僕は「筆まめ」で住所録を管理保存しているので、まず今年の正月に来た年賀状と既存のファイルを比べながら一枚ずつ住所をチェックをしていきます。引っ越したと記されているものはすぐにわかりますが、そうは書いていないものもあるので見落とさないように見ていきます。

　次に今年1年間に届いた住所変更とか結婚通知のハガキを元にさらに住所録を訂正していきます。年賀状に引っ越したと書いてあるのに、その後に結婚してまた住所が変わっている迷惑な人間がいたりして、なかなか厄介です。

　で、ようやく全部の住所チェックが終わったところで、次に今年になってから知り合った人で住所を知っている人を追加していきます。最近は連絡と言えば携帯電話かメールなので、昔に比べて知り合って親しくなったからと言って、住所を交換することも少なくなりました。

　これは煩わしくない反面、寂しくもあります。年賀状を出したいなと思っても、わざわざそのためだけに住所を聞くのも憚られてしまうので、親しい割には年賀状の交換をしていない人も結構増えてきました。

　わが家の年賀状は、毎年交換している人はご存知のように、結婚して以来17年、僕がアイデアを出して絵とコピーを決め、妻がイラストを描き、それをプリントゴッコで印刷するというパターンを頑なに踏襲しています。パソコンで作るくらいわけないのですが、プリントゴッコのいかにもアナログな「手作り工作」っぽい感じが好きなので、まだまだこの制作方法を変えるつもりはありません。

　ただ毎年どんなアイデアにするか考えるのが結構大変なんですよどね。家族写真をパソコンで印刷する方が考えなくてもいいので断然楽なんだけど、それをするのはやはり「クリエーティブ」という名前がついた仕事場にいる者として、ちょっと忸怩たるものがあるんですよね。つまらない意地ですが、まあ毎年年賀状を楽しみにしてくれている人もいるようなので、頑張ろうと思っています。