幹事クリタのコーカイ日誌2003

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11月19日 ● 大人な態度。

 感情をすぐに露わにして人に自分の気持ちを押しつけるのは子どもっぽいことです。特に怒りとか悲しみのような、相手を不快にさせる負の感情は、なるべく表に出さずに冷静でいることが社会では求められます。

 しかし、これは結構訓練のいることで完璧にするのは容易ではありません。子どもっぽいと言われるのは、子どもにはそんなコントロールができないためですし、逆に年を取って我慢が効かなくなると、また子どもの時と同様にすぐに感情的になりがちです。

 40代に突入している僕は、当然「大人としての自覚と振る舞い」を周りから求められるために、極力不快なことがあっても言動に出さないように気を使っていますが、元来は神経質で短気な性格ですから、とても完璧は無理ですし、そもそもあまり我慢をしていてもストレスがたまるばかりです。

 ストレスもため過ぎるとロクなことにはならないでしょうから、自衛のために気の置けない間柄の人間には愚痴をこぼしたり甘えたりもしています。もちろん、逆に相手にも愚痴をこぼしたり甘えたりすることを許容しますし、お互いにそうやって依存できる関係というのは大事にしていきたいと思っています。

 ところが、これもひとつ対応を間違うとストレスになるんですよね。自分ばっかり愚痴を聞いてやっているのに、こちらの話は全然聞いてくれないという一方通行になったり、相手の話があまりにも身勝手過ぎて、愚痴を聞くつもりが説教になったり、こちらがSOSのサインを出しているのに全然気が付かないでやり過ごされて、その鈍感さに腹を立てたり。

 で、結局そういうことが全てまた自分に戻ってきて落ち込んだりするわけです。「期待した自分がバカだった」「相手はそこまで自分のことを考えてくれてはいない」「世の中思い通りになるわけではない」と思うと、余計に「大人って辛いなぁ」なんてため息をついたりするわけです。

 そんな時に、自分の感情を自由に解き放っている「子ども」な人を見ると、心底羨ましくなります。やりたいことをやって、言いたいことを言って、それで周りからどう思われようが気にしない。大人としてはいかがなものか、と思うけれども、本人は至って幸せだろうな、ということは感じます。

 かと言ってそんな人間になりたいのかと問われれば、決してそうは思っていないし、なれるわけもないですから、結局どこかで自分の負の感情を吐き出すしかありません。と言うことで、わざわざ人に聞いてもらうほどのことではないけど、気分的には面白くないことがあったので、今日の「コーカイ日誌」はそういうちょっとした「廃棄物処理」になってしまいました。読んでもらってスイマセン。


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