幹事クリタのコーカイ日誌2003

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11月1日 ● 真っ白な一日。

 『白い一日』という歌が昔ありました。小椋佳です。井上陽水も歌っていました。中学生の頃、僕は陽水が大好きで、『小春おばさん』とか『人生が二度あれば』とか『傘がない』とか、暗い歌ばかりを日曜日の昼下がりに聞いていて、父親に「なんて辛気くさい歌だ」と嫌われました。僕としてはこんな良い歌を親父に教えてやろう、というつもりだったんですけどね。逆効果。

 それはともかく、昨日の僕は本当に「真っ白な一日」でした。朝から何の予定もなく、会社に行ってもただ茫然としているだけ。スケジュールは真っ白。人と会う約束もなければ、メールもほとんど届かず、ムダ話をする相手すらいないという状態です。

 最近仕事があまり忙しくなくノンビリとはしていたのですが、こんなにポッカリと空白な日はさすがに珍しい。でも有休を取るには月末だしなぁ、それに休むと4連休になっちゃうからなぁ、と思って出てきたのですが、やることと言ったらネットサーフィンか読書くらいしかありません。

 ただ、それも集中できる日と飽きちゃう日ってあるんですよね。仕方なくフラフラとパルコブックセンター(会社から一番近い大型書店)に行って、2時間近く立ち読みをしていました。文庫本をパラパラと飛ばし読みしながら二冊も読破。だったらデスクで読書していても一緒だろうと思うのですが、なぜか立ち読みの方が調子が出るんですよ。不思議です。もっとも買ってまでは読みたくないようなくだらない本だから、余計に立ち読みで調子よく読めるんですけどね。

 それにしても金曜日、それも連休前だと言うのに、予定もなくそそくさと会社から帰るのは寂しいものです。特に最近は暗くなるのが早いので余計に帰りにどこかへ寄っていきたくなるのですが、真っ直ぐ家に帰りました。帰ったら誰も家にはいませんでした。本当に最後まで真っ白な一日でした。


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