昨晩家族四人で劇団四季の『ライオンキング』を見に行ってきました。1人11550円。4倍すると、なかなかとんでもない金額になります。せめて子ども料金があれば嬉しいんですが、小学生も大人も同一料金でした。

　で、その料金に見合った内容かどうか、と言うのは、僕には少し論評が難しいです。なにせミュージカル映画ならそれなりに見ていますが、舞台のミュージカルは語るほど見ていないので、今回の公演がどれくらいのレベルなのかを批評する自信はありません。

　まあ子どもたちも喜んで見ていたので、とりあえず合格点はつけて良いのではないかと思いました。個人的にはもう少しオーラを感じるほどの感動があれば良かったな、と思いましたが、そんな舞台を見たことがない以上、ないものねだりの可能性もあるので、高望みはしないつもりです。

　ただひとつ、明らかに文句をつけたかったのは劇場のシート。一番高い席のはずなのに、入口近くの後ろなのはまだ目を瞑りましょう。ただどうしてシートがあんなに安っぽくて狭くてお尻が痛くなるのか。最近は映画館も随分シートが改善されて良くなってきました。はるかに高額料金を取っている専門の劇場が、あんなちゃちなシートで許されるはずがありません。

　幸い僕の右隣は娘だったし、左隣はカップルで来ていた若い女性だったので、特に不愉快な思いはしませんでしたが、あれで隣に僕と同じくらいの体型の男性が座ったら窮屈でたまりません。それに、隣の女性に不愉快な思いをさせないように気をつけていなければならなかったのも、やはり窮屈と言えば窮屈。つい油断すると肘や足が触れてしまうので、そのたびに体を縮めていました。折角の舞台に集中できないようなシートでは困ります。

　何とか改善して欲しいと思いますが、多分もう家族で見に行くことはないでしょうし、カップルなら狭くてくっつくのもＯＫだし、まあいいか。そうか、最初から男同士なんて客は想定していないから、あのサイズなのかな？