幹事クリタのコーカイ日誌2003

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10月11日 ● 『白い巨塔』。

 フジテレビ開局45周年記念ドラマということで、気合い入りまくりの『白い巨塔』を見ました。なにせあの山崎豊子原作の、あの田宮二郎主演で歴史に残る名作のリメイクです。フジテレビが気合いが入らないわけがありません。なんと今回半年2クールドラマです。こんな重たい内容のドラマを半年もみんな見続けることができるのでしょうか。

 出演者も大河ドラマ並みの豪華さ。利家に吉良に秀忠にデスラー総統というメンバーで酒飲んでいるのですから。もう滅茶苦茶。まさにフジテレビ版大河ドラマです。

 で、第1回の感想は「思ったよりも普通」でした。なにせ気合い入りまくりだけに妙に凝った演出が頻出するのではないかと心配していたのですが、なんだか薄味です。唐沢&江口という組み合わせが醸し出しているのかも知れませんが、軽くて明るくて良い人そうで、これで本当に『白い巨塔』になるのか心配です。

 まあ初回は人物紹介っぽいので、これからどんどん重く暗くなっていくのかなと思ってはいますが、それにしても主演二人のキャラが近すぎるかな、という印象です。唐沢も江口もキャラが近いから、対照的な性格の財前&里見という感じがしません。もっと悪そうな人と、もっと善人ばりばりの人の組み合わせの方がわかりやすかったですね。

 さらに、脇の俳優陣がみんなマンガチックなまでにわかりやすいキャラクターを演じているので、余計に唐沢と江口が双子のように見えてしまいます。もっともこの二人が実は裏表の近い関係にあることを表現するために、敢えてキャラ被りにして、それを浮き立たせるために、周りの役者にはマンガチックな誇張演技を求めているということなら、それはそれで演出の狙いとして理解はできます。

 そのあたりも、もう少し回数を重ねていかないとハッキリしないですから、もう数回は見てみようかと思いました。半年見るかどうかはわかりませんが。


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