幹事クリタのコーカイ日誌2003 |
10月5日 ● 相性の不思議。 プロはいざ知らず、我々草レベルのテニスはダブルスが主体です。2人で組んで試合に臨むとなると、もっとも問題になるのは相性。これが実に摩訶不思議なものなので、いつもペアを組む難しさに頭を悩ませてしまいます。 テニス雑誌などに出ているペアの相性問題は、たいていプレースタイルとテニスにおける性格を主体に書かれています。すなわち攻撃型と粘り型の組み合わせが良いとか、イケイケの人と慎重な人の組み合わせが良いとか、いわゆる補完できるようなペアを組めば「相性が良い」としているようです。 しかし、実際にテニスをしてみると、相性とはそれほど単純ではありません。なによりまず重要視されるのは、その二人が人間として気が合うかどうか、好意を持っているか、一緒にいて楽しいかどうか、ということです。所詮我々はテニスを楽しむアマチュアですから、勝ち負けよりも一緒にテニスをして楽しめるかどうかが大事なのです。 またあまりにも勝負にこだわりすぎる人は嫌われますし、かと言って勝ち負けなどどうでもいい、というタイプも困ります。この両者の中間にみんな位置しているわけですが、勝ち負けにこだわる程度が同じくらいの人同士なら、勝っても負けてもうまくいくことが多いようです。 その他に、一緒に練習できる機会が多いかとか、家が近いとか、出身地が同じとか、仕事が似通っているとか、意外にいろいろな要素が絡み合って「相性」を決定づけています。また補完的な関係がとかく理想とされがちですが、長所短所が一緒という場合の方が行動目標がはっきりしていてブレがないので楽な場合もあります。 同じことは恋愛でも言えますし、仕事のパートナーにも言えることです。端から見たらどうして相性が良いのかわからない関係もあることでしょうが、本人たちは意外な気持ちよさを感じている場合も多々あります。 さらに理想のパートナーを見つけるのが大変なことも、また折角理想の相手だと思ったのに、諸事情により離れなければならなくなることがあるのも、テニス、恋愛、仕事、いずれも同じです。そういう時はとても残念ですが「次があるさ」と思って前向きにいくしかないですね。クヨクヨしていても仕方ないですから。 |
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