幹事クリタのコーカイ日誌2003

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10月3日 ● AIGジャパンオープン。

 いま有明ではAIGジャパンオープンテニス大会が開かれています。ほとんど巷では話題になっていないようですが、日本のテニス界にとってはビッグイベント。少なくとも男子テニスでは日本でこれ以上グレードの高い大会はありません。

 今年の目玉は先の全米を制したアメリカの新鋭アンディ・ロディックだったのですが、直前になってキャンセルしてしまい、注目は日本人選手がどれだけ活躍できるかに集まっていました。

 男子ではウィンブルドンでグランドスラム初の1勝を挙げた鈴木貴男や、絶好調のベテラン本村剛一、女子では今大会第1シードの杉山愛や、ランキングを39位にまで上げてきた浅越しのぶらが、どこまで上位に進出(女子の場合は日本人同士の決勝だってあり得ない話ではないと予想されていました)できるかが興味の的でした。

 男子は鈴木、本村の他にも岩淵聡、岩見亮までが1回戦を突破し、幸先良い出足に期待されたのですが、結局鈴木が3回戦まで進出したのみで、残る3人は2回戦で敗退してしまいました。ただ、今の日本男子の実力を考えると、鈴木以外はさすがに世界のTOP100にはなかなか簡単には勝てるはずもないですし、鈴木の負けた相手も世界11位のスリチャパンですから、健闘とは言える結果だったと思います。

 女子は杉山以外に浅越、吉田友佳、森上亜希子、藤原里華が初戦を突破しました。男子と違って女子は大会のグレードが低いし、日本人選手のランキングも上ですから、ベスト8に2〜3人残ることができるのではと思っていたのですが、杉山と森上の3回戦が最高になってしまいました。

 残念なのは杉山です。2回戦の吉田との試合で不用意にフォルトのボールを左手で取りにいって突き指。バックハンドが打てなくなって3回戦途中棄権という結果になってしまいました。ランキングから考えても今年の調子からしても、今大会の本命だっただけに、突き指で棄権とはもったいないことです。僕はバックハンドは片手なので、突き指しても影響はほとんどありません。それでも前に突き指して以来気をつけているのに、プロの杉山がそんな不注意では情けないと思います。

 今年は杉山を中心に日本のテニス界は明るいニュースが多かったシーズンでした。最後を飾るジャパンオープンが今ひとつの内容だったのは残念でしたが、来年早々の全豪オープンに向けてシーズンオフをじっくり調整してさらに飛躍してもらいたいと思います。なにせ僕も全豪は見に行くつもりなので。


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