幹事クリタのコーカイ日誌2003

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10月2日 ● 1980年代ブームか?

 最近1980年代を振り返るような企画がテレビや雑誌で散見されます。ビッグコミックスピリッツでは『東京エイティーズ』というマンガが連載され、自動車雑誌『NAVI』最新号も1980年代を振り返り、昨夜の『速報!歌の大辞テン』でも80年代、90年代のTOP10を並べていました。1980年代のヒット曲も次々とカバーされています。

 もちろん常に昔を懐かしむ企画というものは存在します。そして振り返られる時代は大抵今よりも20年くらい前。それはメディアの送り手側が30〜40代で、彼らが知っていてなおかつ懐かしい時代がいつも自分たちが青春を過ごした頃だから、そしてメディアの主たるターゲットである10代が知らない目新しい時代でもあります。

 1970年代はすでに40〜50代の青春になってしまいました。この数年間、手を変え品を変えて発掘されてしまった1970年代は、もう手垢がついてしまい懐かしさもそれほどではなくなってしまいました。これからは当分1980年代が「懐かしい」のです。

 1980年代はご存知のようにノー天気でハッピーで軽薄でイケイケで金余りの時代です。バブルに向かって一直線に疾走を続けた10年間でした。東京ディズニーランドや松田聖子やジュリアナや林真理子に象徴されるのが1980年代です。新しいこと、若いこと、変わったこと、面白いことに価値があったのですから、遊びが大好きな若者にとっては楽しくて仕方ない時代でした。

 ところで最近、僕は1980年代に似た雰囲気というか現象をそこかしこに感じています。例えば若い女の子がゴルフを始めたり日本酒を飲んだりし始めています。バブル直前の1980年代半ばにも、20代の女の子がゴルフ場や居酒屋や競馬場に出入りを始め「おやじギャル」と呼ばれて話題になったものでした。あれはオヤジの金が余り始めると、若い女の子がオヤジに連れられてオヤジと同じ遊びを覚えるためですから、それだけ景気が良くなってきた証拠です。

 この後に年末の忘年会シーズンにタクシーが掴まえにくくなったり、ホテルのクリスマスディナーが予約でいっぱいになったりし始めたら、いよいよオヤジの金余りも本物です。歴史は繰り返す。1980年代も繰り返すのでしょうか?だったら今のうちに株と土地とゴルフ会員権を買っておかないとね。ま、本気で信じて大損をしても知りませんが。


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