幹事クリタのコーカイ日誌2003

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10月1日 ● テルガトと宮里藍。

 本当は昨日書くつもりだったのですが、Mっちゃん話に思わず一日遅れになってしまいました。と言うことで、ビックリしたスポーツニュース二題。

 ひとつはベルリンマラソンでケニアのテルガトが出した2時間4分55秒の世界最高記録。いよいよ男子マラソンも2時間4分台に突入です。ここのところ女子マラソンでは高橋尚子が2時間20分の壁を破ったと思ったら、一気にラドクリフが2時間15分台までいってしまいましたから、男子ももう少し先があるのではないかとは思っていました。

 テルガトは期待されてマラソンを始めた割には、これまでそこそこの成績で終わっていました。潜在能力の高さはトラックで折り紙付きだっただけに、いつその壁を越えられるのかと期待されていましたが、いきなりハヌーシの記録を約40秒も縮めてくれるとは素晴らしいです。

 これで男子マラソンも次は2時間3分台が目標になります。だいたい14分40秒くらいでスプリットを刻めばOKなわけですから、これは決して不可能な数字ではありません。もちろんそこまで高速化すると、いよいよトラックのスピードがない日本男子には苦しい戦いになってくるわけですが、やはりどこまで記録が伸びるのかファンとしては楽しみです。

 もうひとつのビッグニュースは、東北高校3年の宮里藍がミヤギ杯ダンロップオープンでツアー優勝を飾ったことです。アマチュアの優勝は清元登子以来30年振り、しかも18才102日というのは史上最年少優勝でした。宮里と言えば、兄二人もプロゴルファー。しかし長兄聖志も次兄優作もまだツアー未勝利だけに、それを妹があっさり超えてしまいました。

 しかも、ツアー優勝により宮里のプロ転向も可能になりました。彼女のために今年2月に作られたと言ってもいい「アマでツアーで優勝した選手は、4週間以内にプロ宣言してツアーに登録すれば、シード選手として1年間のツアー大会が可能」という特例を生かすことにしたからです。

 これで宮里藍はなんと「女子高生プロゴルファー」です。何だかマンガの世界のような話です。女子高生としてツアーで活躍した後に、卒業後は全米ツアーに挑み、ソレンスタムと対決する可能性もあるわけです。こちらも大いに今後が楽しみです。


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