幹事クリタのコーカイ日誌2003

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9月29日 ● 年を取ると狭量になるのか。

 最近いろいろなことでストレスを感じます。いや、ストレスを感じるようなことは昔からたくさんあったのですが、その内容が変わってきたというべきなのかも知れません。

 若い頃のストレスは、自分の力不足や自信の無さからくることが多かったような気がします。「ちゃんとできるだろうか」「失敗したらどうしよう」という不安と常に戦いながら生きていた覚えがあります。

 今振り返れば、それは当然でした。経験も足りないし能力的にも未熟だったのですから、自信など持ちようがありません。ただ自分自身はそんな未熟さを素直に認めず、なんでこんなに弱気で小心なのかと、精神的な部分に対してばかり原因を求めていたような気がします。本当は心の弱さ以前に能力の無さを解決する努力をすべきだったと思います。

 最近のストレスはどちらかというと人間関係に由来するものが多いようです。それも「なぜあの人は、あんなことをするんだ」「どうしてわからないんだ」などと、他人に対しての不満から生じるものが大半です。要は自分が思うとおりに他人が動いてくれないことについてストレスを感じているのです。

 昔は自分の思うとおりに自分が動けないことへの不満だったのに、今は自分は悪くないし、自分は大丈夫だと妙に自信を思っているから、他人に対して不満が生じるのでしょう。端から見たら若い頃よりも余計に厄介かも知れません。

 頑固一徹、他人に腹を立てて怒ってばかりいる偏屈で小うるさいジジイが時々いますが、もしかしたら僕自身もそういう狭量な人間へとなりつつあるのかも知れません。自分で気付かないうちに、自分に甘く他人に対して厳しくなっているとしたら、これはかなり反省し、今後注意して自分を律していかないとなりません。

 僕は10代の頃からずっと度量が大きくて他人に寛容な人間に憧れています。「優しい人」と言われるよりは「大きな人」「心の広い人」と呼ばれたいのです。間違っても「人間が小さい人」とだけは言われたくありません。ただこの路線は一歩間違うと単に「甘い人」になりそうで、そのあたりの加減が難しいのですけどね。大体偏屈なジジイは、孫とか一部のお気に入りの人間に対してだけ無制限に甘いものですから。


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