幹事クリタのコーカイ日誌2003

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9月25日 ● ラブテスター。

 相変わらず高視聴率を稼いでいる『トリビアの泉』。明日使えるムダ知識というのが謳い文句ですが、本当にトリビアのネタを得々と喋る奴に会うとよく恥ずかしくないなと思います。視聴率が25%と言うことは、単純に考えても4人に1人は見ているわけですから、ランチタイムに仲間内で喋れば「それトリビアでやってたよ」と言われるのは目に見えています。

 逆に言えば、今まで自分だけが知っていたような雑学を、ある日突然トリビアで取り上げられてしまってネタとして使えなくなる可能性があるわけです。以前から知っていたのに「あ、それトリビアのネタだ!」なんて言われたら腹立たしいやら情けないやら。だから、自称“クイズ王”の僕も毎週トリビアをチェックしているのです。

 で、昨晩のトリビアはまた格別知っているネタが多くて、なんと4つも既知のことでした。毎週1つか2つは知っているネタがあるものですが、4つはさすがに多すぎます。ちょっとこれでは視聴者として興味を削がれるので、もう少し番組制作者はネタの選び方に慎重になって欲しいと思います。

 問題なのは、単に僕がたまたま知っていた、というネタではなく、世代的に中高年なら知っている可能性が高いネタを平気で持ってくること。番組ターゲットがF1、M1と呼ばれる若者層であることは理解していますが、それにしても「ラブテスター」はいかがなものかと思います。

 任天堂がかつて愛の強さを測る装置を作っていた、というトリビアなのですが、40代ならすぐに「あ、ラブテスターのことだ」と思い出した人も多いのではないかと思います。昭和44年に発売された当時、小中学生の間ではセンセーショナルな人気を呼んだ商品です。僕など未だに「♪テスターテスター ラブテスター 誰と誰とが愛しているか〜♪」というCMソングまで歌えます。

 手を握るだけでカップルの愛情度が測定できるというのが売りなのですが、さすがにこんなくだらない(しかも高い!)玩具を僕の親は買ってくれませんでした。仕方なく父親が持っていた電気抵抗を測る本物のテスターで真似事をして遊んだ覚えがあります。当時の親父曰く「中身は一緒だ」ということでしたが、確かに昨晩のトリビアを見ていたら似たようなものでした。

 思わず懐かしいなぁ、と番組を見ながら思い出に浸ってしまいましたが、そういう反応も含めてネタを選んでいる番組スタッフの手口にやられているだけなのかも知れません。


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