幹事クリタのコーカイ日誌2003

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9月5日 ● 愛情不足で薄くなる。

 昨日のMっちゃんの話の続きです。最近、女性にぱったり縁が薄くなったMっちゃんですが、それにつれて存在感がないというか、影まで薄くなってきた気がします。なんだか生命エネルギーが乏しいという感じで、そのせいかますます髪も薄くなってきていて、それで余計に女性との縁が薄くなってきているという、「薄い」の連鎖が輪になってMっちゃんを取り囲んでいます。

 Mっちゃんの最大の生き甲斐であるナンパをやめれば、生き甲斐を失ったのですから存在感がなくなるのも無理からぬ話。女性を口説くエネルギーを女性から貰って生きていたMっちゃんにとって、現状は補給路が絶たれてしまったのも同然なのです。

 Mっちゃんに限らず愛情は人間にとって大きなエネルギー源だと思います。本来生物としての人間は食物の摂取によってエネルギーを取り込んでいるわけですから、愛情なんてものは無関係なはずですが、なぜか愛情によって精神的なエネルギー補給をしないと元気が出ない人がたくさんいます。

 恋人だけではなく、家族でも友だちでもいいから、自分に対して好意を持ち大事に愛情を注いでくれる人がいると、それがとても支えになって頑張ることができます。逆に失恋したり、家族を失ったり、友だちに裏切られたりすると、なにをする気力も失せてしまうことがしばしばです。

 もちろん、人によってこの「愛情エネルギー」の必要量は変わってくることでしょう。人とは距離を置いて「ひとりで生きていけるもん」というクールなタイプもいれば、常に誰かに依存していないとダメな人もいます。僕は気持ちで動くタイプなので、何をするにしても精神的支えを重要視します。ある意味、頼られたりおだてられたりすると、ついつい乗ってやってしまうので、幹事のような面倒を引き受けてしまうのもそのせいです。

 Mっちゃんもこれで意外と気持ちの人で、計算で動くタイプじゃありません。まあ計算ができないということもありますが、とにかく「誉められて伸びるタイプ」。豚もおだてりゃ木に登るってなもんです。

 しょぼくれて元気がない中高年サラリーマンというのは、みんな愛情の補給がうまくいっていないんじゃないかと思います。家族に見放され、会社ではリストラの危機、友だちとも連絡を取っていないし、趣味の仲間もいない、もちろん愛人なんて縁がない。そんな愛情希薄な人生だから余計にしょぼくれて魅力がなくなり、さらに愛情が不足するという悪循環。まずは元気づけてくれる人を見つけることから始めないといけません。

 僕も愛情不足に陥らないように、しっかりと周りとコミュニケーションをとって大事にしてもらわないとね。大事にしてくれれば僕も大事にしますから、ひとつよろしく。


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