幹事クリタのコーカイ日誌2003

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9月2日 ● チャールズ・ブロンソン。

 チャールズ・ブロンソンが亡くなりました。81才。もうそんな年か、と改めて驚いてしまいました。いつまでもジャガイモみたいなごつい顔で元気にしていそうなイメージだったけど、きっと晩年はすっかり「おじいさん」って顔になっていたんでしょうね。

 チャールズ・ブロンソンという俳優は多分今の40代にはピンポイントで「おおっ」と刺さると思います。もちろん、「うーん、マンダム」のせいです。当時小学生だった僕たちにとって知っている外国人スターと言えば「マンダム」のチャールズ・ブロンソンと「ダーバン」のアラン・ドロンの2人しかいませんでした。

 この2人と三船敏郎が共演した『レッド・サン』は、まさに憧れの大スター共演映画として僕の心に深く刻まれています。これに勝るものは『南海の大決闘 ゴジラ対モスラ対エビラ』くらいしかありませんでした。ブロンソンがゴジラです。三船がモスラでドロンがエビラ。僕の中ではそんな位置づけでした。

 それほど、子ども心に世界一の大スターとしてブロンソンのことを見ていた時期がありました。だから、テレビで『荒野の七人』とか『大脱走』とかを見て、ブロンソンよりもスティーブ・マックイーンの方が格好良い役なので愕然としました。すでに僕はブロンソン贔屓になっているので、「なんであんなにやけた兄ちゃんが!ブロンソンの方が男らしいじゃないか」なんて思っていたものです。

 もっとも通ぶりたい僕は、友だちと話す時は「ジェームズ・コバーンがいいんだよ、飄々と自転車に乗って逃げるんだぜ」なんて言ってみたりもしていましたけどね。そう言えばマックイーンもコバーンもユル・ブリンナーも死んでしまいましたね。

 少年ジャンプで『ドーベルマン刑事』が始まった時、原作者の名前が武論尊で、最初は「ブロンソン」と気づかずに、わかった時の「ああっ!」という驚きも、あれがドロンやニューマンやイーストウッドだったら、それほどの衝撃はなかったでしょう。

 それにしてもどんどん思い出のある人が死んでいきます。年を取ればそういうもんなんだけど、やっぱり寂しいですね。合掌。

 

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