幹事クリタのコーカイ日誌2003

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8月30日 ● 胸毛の時代は来るか。

 H美ちゃんはまだ20代前半なのに、男の好みはなんと「体毛の濃い人」。なかなか渋いというかマニアックというか。体毛の濃い人は「男らしい」「頼り甲斐がありそう」だからというのが理由だそうです。確かに濃い体毛はわかりやすい生物学的性差のひとつだと思います。

 特に男らしい体毛と言えば、やはり胸毛。アラブではヒゲも男らしさの象徴らしいですが、欧米では胸毛こそ「ザ・マン」でしょう。映画を見ていても、主人公がやたらと胸毛を見せつけるようなシーンが頻繁にあります。

 日本でも昭和40年代頃までは胸毛はセクシーさの象徴でした。ショーン・コネリー、加山雄三、長島茂雄、朝潮など、胸毛有名人は数多く、僕も子どもの頃は「将来胸毛が生えないと女の子にモテない」と思っていましたから、中学に入り胸に少し毛が生えてきた時には心ときめかせたものでした。

 ところが僕たちが大人に近づくにつれて、どんどん体毛の価値は暴落していきます。胸毛やすね毛は気持ち悪いとされ、ヒゲの濃い男もダメ、挙げ句に脇毛さえ生えていない方が良いとされるに至っては、ちょっとおかしいんじゃないの、と思わざるを得ません。

 「男くささ」はマイナスイメージへと転換し、少年性がもてはやされ、男性アイドルの中性化が進みました。ジャニーズタレントの時代到来です。たのきんトリオを始め、少年隊から光GENJIへとどんどん子どもっぽくなり、SMAPなんて、もう30男なのに相変わらず幼さを残して未だにトップアイドルです。

 しかし、そろそろ時代はまた揺り戻しがあって良い頃だと思います。猫も杓子も「少年」が良いとされていた時代は終わり、「大人の男」が魅力的と思われるようになりそうな予感がします。今の20代後半はまだジャニーズ的タレントが良いと思っているかも知れませんが、20代前半から10代にはジャニーズの威光も今までほどは届いていない感じです。

 大人の頼り甲斐のある男が一番、となれば、胸毛の復権まであと一息。もっとも僕の場合は中学時代に生え始めたそのまま、ちょろちょろと「胸毛のタマゴ」のようなものが生えているだけで終わってしまったので、本格的胸毛時代になったらとても太刀打ちはできませんけどね。


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