幹事クリタのコーカイ日誌2003

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7月27日 ● ウィルソンカップ初日。

 毎年この時期に開催される『テニスマガジン・ウィルソンカップ東海大会』に参加しました。この大会は土日を使って行われるチーム対抗戦で、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3本勝負で勝ち負けが決まります。テニス雑誌が主催するお遊び大会ですが、参加資格に制限がないため、日頃草トーナメントに参加できない実業団やコーチクラスの強い人が出てくるレベルの高さが特徴です。

 初日は4チーム総当たり戦で、ここで1位・2位になると日曜日の決勝トーナメント戦へ、3位・4位はコンソレトーナメント戦に回ることになります。今回で5年連続5回目の参加ですが、1年目はコンソレベスト4、2年目はコンソレ2回戦、3年目は決勝トーナメント2回戦、昨年4年目はコンソレ2回戦という結果でした。我々のレベルも上がっているとは思うのですが、前述したように参加者のレベルがもっと年々上がっているため、なかなか好結果は残せません。強いて言えば全敗だけはない、というのが微かなプライドでしょうか。

 今年はメンバー的にサークルの選り抜きを揃えることができなかったので、最初からコンソレ狙いです。3位でコンソレに進むと、最初は4位のチームと当たることができるのでトーナメントで少し楽ができます。そこで我々の狙いは予選で1勝して3位になること。個人戦でわざと負けることは難しいですが、チーム戦ならオーダー次第で勝ちにくくすることはできます。もっとも、その前に我々の実力では4位にならないことを考えた方が現実的ですけどね。

 実際、戦ってみたら上位2チームとは実力的にかなり差がありました。わざと負ける心配なんて、これっぽっちもなし。1位になったT自動車は、この大会の常連で、毎年上位に進んで賞品をゲットしている強豪です。実業団メンバーの男性陣に、東海学生で優勝した経験のあるコーチをしている女性陣という布陣ですから、全く勝ち目はありません。若さ、体力、経験、実績、技術、メンタル、全てにおいて数段格上という相手に、ミックスダブルスでタイブレで競り負けたのは善戦と言えるでしょう。

 2位になったチームは高校3年生の男女4人組。夏の大会で負けて引退したばかりの子どもたちです。さすがにジュニアからテニスをしているだけあって、ものすごくパワフルです。スポーツ推薦で体育大などに進学するそうですから、かなり本気でテニスをしている子たちのようです。もちろん完敗してしまいました。

 もっとも、ここまではある意味予定通りの負け。勝負は最後に残った中年オジサンオバサンチーム。先の2チームにやはり完敗しているのは我々と同じなら、中年チームであることも一緒。違うのは、相手の女ダブがいわゆる「オバテニ」で、これがかなり強いことです。T自動車のコーチペアには負けたもののジュニアペアには6-2と完勝していましたから、我々が勝つには男ダブとミックスの2本を必ず取らなければなりません。男ダブは我々の方が少し有利に見えましたが、女ダブが勝てないとなるとプレッシャーもかかるし、そう簡単にはいかないかも。

 試合は夕日がコートを照らす6時頃から始まりました。時間が押しているので、女ダブと男ダブを並びのコートで同時進行。女ダブは最初こそ善戦していたものの、後半は相手にペースを掴まれてしまい0-6と完敗。しかし、男ダブは相手が力んでいるのか、乱れに乱れて全くテニスになりません。あっという間に6-0で完勝し、予定通り勝負はミックスダブルスにもつれ込みました。

 ミックスは実力的にはそれほど向こうも劣るわけではないのですが、こちらが追い上げているという強みか勢いと運があって、ほとんど競り合うことも苦労することもなく結局6-0で完勝してしまいました。男ダブ、ミックスと僕は2試合続けて出たのですが、12ゲーム全て相手を2ポイント以下(つまりデュースにならない)に抑え込んだという、自分でも長年テニスをしてきましたが、これほど大会に参加して圧勝できたことは記憶にありません。

 終わりよければ全て良し。最後を気持ちよく締めくくることができたので、初日は実に満足という気分です。日曜日のコンソレトーナメントは最低1勝、できたらベスト4に入り賞品をゲットしたいと思っています。あわよくば決勝進出してテニスマガジンに写真入りで掲載されたいと思っています。結果は明日の「コーカイ日誌」で。


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