幹事クリタのコーカイ日誌2003

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7月26日 ● 辛い時の宗教。

 誰しも辛い時とか落ち込んでいる時というのがあります。僕にももちろんそういう時があります。と言うよりも、どちらかというと元気な時よりも落ち込んでいる時の方が多いくらいです。そんな時は何とか浮上するきっかけが欲しくなって、いろいろあがいてみます。

 例として適当かどうかわかりませんが、失恋して落ち込んでいる時には、次の恋愛が一番の特効薬ですが、そうそう簡単にはいかない場合も多いので、とりあえず女友達に電話でもして気を紛らわそうとしてみます。ところが、その女友達が飲み会で電話に出ないとか男とデートしているとか結婚したとか、まあそういうことがあって、余計にガックリと落ち込むことになったりします。逆効果、もしくは追いうちをかけられたという状態です。

 ところが、そんな時に誰か親身になって話を聞いてくれたり励ましてくれたりすると、いきなり親しみと愛情が沸いてきて恋愛モードになったりもします。相談相手がいつの間にか、という黄金パターンで、これはこれでありがちなことです。

 話が恋愛だとわかりやすいのですが、これが仕事だったり利害の絡んだ人間関係だったりすると、そうそう単純にはいかなかったりします。単なる慰めではダメで、やはり根本的な解決を図らないと同じことの繰り返しになったりして、結局ずっと辛いまま。それから逃れるために酒やギャンブルに逃避する人も多いことでしょう。

 もっと辛いことが続くと、いよいよ宗教にはまる人が出てきます。実は最近も宗教絡みのイベントに誘われたことがあって、これがなかなかスリリングでした。いかにしてその宗教が素晴らしいか、教祖が偉大かを繰り返し聞かされ、挙げ句に周りの人間が澄んだ目(もしくは、いっちゃってる目)でそれに頷いたりしていると、いたたまれなくなって逃げ出したくなります。

 どんなに辛いことがあっても、あそこにはまるのだけはやめよう、もっともっと自分をしっかり持って強く生きていこう、と改めて思わされるわけですから、そういう意味では下手な慰めよりも宗教に勧誘される方が辛い時には効果的なのかも知れません。いや、もちろん本当に宗教で救われた人のことを否定するつもりはありませんけど。


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