幹事クリタのコーカイ日誌2003 |
7月11日 ● 担々麺とわたし。 20年前、新入社員だった僕は、ランチタイムに同じ部署の先輩たちに連れていってもらって、大学生時代にはあまり入ったことがないような店に行きました。会社の人たちがこよなく愛していた中華料理店『赤坂飯店』。「社食」とまで呼ばれていたその店で、僕ははじめて「担々麺」を食べました。 それまで見たことも聞いたこともなかったそのラーメンは、もちろん今まで全く食べたことがない未知の味でした。一見真っ赤で激辛かと思いきや、意外と甘みがあって食べやすく、辛いのにスープを最後の一滴まで飲みたくなってしまう不思議な魔力。ゴマがたっぷりときいていて、その深い味わいに感動したものでした。 その後、週に2〜3回はずっと通い続けた『赤坂飯店』(さすがに担々麺ばかり食べていたわけではありませんが)でしたが、なんと10年以上前に潰れてしまいました。ただ、ランチは食べられなくなりましたが、店のメンバーの大半が新しく『彩華』という店を郊外にオープンし、同じ味を継承しているので、今でも時々訪れては担々麺を堪能しています。 この20年間で担々麺はすっかりメジャーなメニューになり、いろいろな店で味わうことができるようになりました。僕は担々麺マニアになってしまったので、新しく入った中華料理店のメニューに担々麺があれば必ず注文しています。しかし、残念ながら未だに最初に味わった『赤坂飯店』の担々麺を超えるものに出逢ったことがはありません。 これは最初の経験が基準になってしまっているので、それを超えることはあり得ないのかも知れませんが、ゴマが少なかったり、必要以上に辛かったり、酸味が強すぎたりすると、僕の中では「ダメダメ麺」になってしまうのです。 いまランチタイムに『重慶飯店』と『上海湯包小館』で担々麺を時々食べることがありますが、どちらも僕の中では「イマイチ」です。ただ最近オアシス21の中にある『信忠閣』の担々麺がかなり理想に近いことを発見しました。少し嬉しいです。 |
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