幹事クリタのコーカイ日誌2003

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7月10日 ● 野球はパ・リーグ。

 正直言って早々とマジックが出たセ・リーグの野球は面白くありません。大滝秀治に「つまらん!お前らの野球はつまらん!」と言ってもらいたいくらいです。いま楽しいのは阪神ファンだけでしょう。優勝に加え個人タイトル(今岡の首位打者、赤星の盗塁王、伊良部の防御率、井川の最多勝、ウィリアムスの最優秀救援)もかなり阪神勢が獲得しそうな勢いです。もしセ・リーグに興味が沸くとしたら、「死のロード」期間中にガタガタになって10連敗くらいした時だけです。

 さて、それに比べて人気のないパ・リーグは面白いことになっています。開幕前から3強と噂されていた福岡ダイエー、大阪近鉄、西武(早く埼玉西武と名乗るべきでしょう)が1ゲーム差の中で熾烈な戦いを繰り広げています。

 戦力的にもほぼ互角と思われるこの3チームですが、面白いのは開幕から最下位に沈みっぱなしだったオリックスの存在。阪神にとことん負け込み、セ・リーグの灯を消した最大の戦犯横浜と違って、こちらは上位球団いじめに意気込んでいます。

 横浜が対阪神戦1勝16敗と惨憺たる結果なのに、オリックスは首位ダイエーに対して7勝7敗と何と五分。残念ながら近鉄には5勝10敗、西武には3勝10敗と大きく負け越していますが、ボロボロだった投手陣さえ立て直せれば、まだまだ上位とも戦えるはずです。

 ダイエーは若い投手陣が夏場を乗り切れるかどうか、西武は西口を欠いて松坂が一人で奮闘していますが、後に続く投手が出てくるかどうか、そして近鉄は中村紀を筆頭に前半戦活躍できなかった「いてまえ打線」の復活がカギを握ると思います。

 そしてもうひとつパ・リーグの楽しみと言えば、ローズとカブレラのホームラン競争。ともに55本の日本タイ記録をマークし、王貞治の記録を抜く手順は整いました。一度並ぶだけでとどまり敬意を表したのだから、もう更新しても誰も文句は言わないでしょう。

 西武・近鉄ともに78試合消化時点でカブレラ28本、ローズ27本。いいペースです。完全に二人のマッチレースになっています。ついでにセ・リーグでもラミレス24本、ウッズ23本、アリアス20本。日本人最高はパの城島とセの二岡の18本。やはり松井がいない穴は大きいです。

 

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