幹事クリタのコーカイ日誌2003 |
7月1日 ● 杉山も浅越も完敗。 日本女子のナンバー1と2である杉山愛と浅越しのぶが、世界トップクラスの実力を誇るキム・クリスターズとリンゼイ・ダベンポートに挑んだウィンブルドン4回戦。ともに似たような展開で、健闘するものの実力差を見せつけられての完敗に終わりました。 もちろん、世界ランキングから考えても負けて当たり前なのですが、それにしても残念だったのは、二人とも頑張ってはいたものの、その実力を100%出し切って戦ったという印象ではなかったことです。もちろん、そうさせなかった相手が強いと言えるのですが。 杉山とクリスターズは過去3勝3敗の五分であり、ダブルスのパートナーとして手の内を知り尽くしている間だけに、チャンスはあったはずです。また浅越は今大会絶好調であり、ダベンポートは足に故障を抱えていて万全とは言い難い体調だけに、これも番狂わせの可能性はあると思っていました。 しかし杉山が試合後のインタビューでも答えていたように、本当のトップ選手たちは二週間の大会の決勝にピークを合わせています。したがって二週目に入ると前週よりもさらに一段と切れを増して、より素晴らしいパフォーマンスを発揮します。そこが一週目からトップギアで戦っている選手たちとの差なのでしょう。 とは言え、今回のウィンブルドンが日本選手にとって貴重な経験になり、また次への大きなステップボードになったことは間違いないと思います。クリスターズ、ダベンポート、そして森上が敗れたカプリアティなど、本当の意味でのトップ選手たちと戦ったことによって、彼女たちとの距離を改めて測ることができたわけですし、より上へと目指すところをハッキリさせることができたと思います。 1990年代半ばの日本女子黄金時代の再来を期待できそうなウィンブルドンでした。 |
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