幹事クリタのコーカイ日誌2003

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6月30日 ● コストダウン。

 家の近く(と言っても歩いて10分くらいかかりますが)にある某居酒屋チェーン店に行きました。チェーン店といっても全国展開しているような店ではなく、名古屋市内に数店舗あるだけの居酒屋なのですが、まだ新しいだけになかなかお洒落な作りで若者受けしているようです。

 日曜日の夜なのでそれほど混んではいないだろうと思って行ったところ、予想以上に空いていました。もちろん他にも客はいるのですが、お店に居酒屋ならではの活気が感じられないのです。これは経営が厳しそうだなという印象を受けてしまいました。

 果たしてメニューを数点注文したら、ますますその感が強くなりました。と言うのも、頼んだ品々が看板に偽りありというお粗末な内容だったからです。最初に出てきた「明太子入りだし巻き卵」は、明太子が申し訳程度にしか入っていないし、卵にだしの味もしません。つまり単なる卵焼き。次に出てきた「ジンギスカン風じゅうじゅう焼き」は、大きな鉄板に豚バラ肉が数切れ。後は大量のキャベツと人参とたまねぎの野菜炒め。続いて登場の「豆腐とバンバンジーのサラダ」も、こんもり大盛りの千切りキャベツの上に豆腐のサラダがちょびっと乗っていました。バンバンジーは探さなければわからないほどの量しかありません。「天むす」は単なる大きなおにぎりでした。

 全てのメニューがこの調子で、ひたすら原材料を削って原価を抑制していますという雰囲気がプンプン漂っています。挙げ句に最後に「お茶をお願いします」と言って持ってきてもらったら、それはほぼ「お湯」。お茶の味も香りも色も風味もありません。いくらタダとは言え、これはちょっと飲めないなぁ、という代物でした。僕はお茶好きなのです。

 全ての食事の味付けはそれほど悪くないのです。まずくはないのですが、原材料をケチっているために食べていて情けない気持ちになってしまいます。これで払ったお金は普通の居酒屋にしてはちょっと高いかも、というくらいだったのですから、いかにコストダウンして利益を出そうとしているかわかろうというものです。しかし、こんなことではリピーターはゼロでしょう。結局コストダウンしても客足は減るばかりですから、早晩閉店に追い込まれることは確実でしょう。間違ってるぞ、と会計をしてくれた店長に言いたかったのですが、余計なお世話なのでやめておきました。

 

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