幹事クリタのコーカイ日誌2003

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5月18日 ● 懐古主義的教育テレビ好き。

 最近、深夜に教育テレビを見ていることがよくあります。民放のつまらないバラエティ番組よりもNHKの時間潰しで作られているような環境映像的番組の方が面白いことは以前から気づいていましたが、最近は教育テレビのディープな世界にはまっています。

 僕が特に好きなのが、高校数学1と、高校世界史。ともに火曜日の深夜に再放送がオンエアされています。数学は懇切丁寧に基本的な数学の公式を説明して問題の解き方を解説してくれます。易しいのでよくわかりますし、時々公式の名前なんか忘れていたりして「おー、そう言えばそんな名前だったか!」なんて喜んでいます。

 世界史の方は「歴史で見る世界」というタイトルになっているように、単なる講義と言うよりも、教養番組仕立てになっているので退屈しません。最近は中国史をやっていて、三国時代や隋・唐時代ついていろいろ映像を交えて解説をしてもらいました。ただ闇雲に暗記していた世界史の内容も、その後に触れた小説やテレビやマンガなどで得た周辺知識も加えて改めて眺めると、そこに様々なドラマを見出すことができて、高校時代の受験勉強が立体的に膨らみながら甦ってきます。

 他の科目もあって、それぞれに楽しいのですが、実は一番面白くないのは英語です。なぜなら今でもどこかで見かける英会話レッスンを思い出してしまい、あまり「おおっ、そんなことも覚えたな」なんて言いながら楽しむことができません。

 結局教育テレビを見て楽しんでいるのはノスタルジーなのです。決して今から改めて勉強をしようなどと意欲を燃やしているわけではなく、高校時代を思い出すことができるから、当時の記憶がふわっと浮かんでくるから見ているのです。この授業の時に先生がこんなことを言った、級友がこんなバカをやった、などと思い出すことがあると、本当に嬉しくなります。

 だから高校時代で終わってしまい、大学以降今まで全く触れることのなかった数学の授業が一番高校時代と密接に結びついて懐かしくて楽しいのです。英語は当時から今までずっと繋がっているから特に懐かしくもないし面白くもないのです。

 そういうわけで、どうしても教育テレビで見るのも、僕が受験科目で選択したものに偏ってしまいます。生物や地学は授業でやったとは言えあまり記憶にないし(そもそも教育テレビではやっていないようですが)、ましてや中国語やフランス語を見たいとは全く思いません。あくまでも当時のヒット曲を聴くのと同じスタンスで数学の授業を聞いているだけですから。


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