テニスサークルの通算練習回数が昨日で500回に達しました。1986年1月から足かけ18年。息の長いテニスサークルは他にもたくさんあることでしょうが、ずっと18年間一人の幹事が変わらずに運営してきたところはそれほど多くはないことでしょう。我ながらよくぞ続いたものだと思います。

　サークルを作ったきっかけは、自分たちのやりやすいメンバー、時間、会費でテニスをしたかったからです。当時24才だった僕は、会社のオジサンたちが作ったサークルに入っていました。そこはそこで楽しかったのですが、会費がべらぼうに高かったのと、練習日が月曜日の夜というのがネックでした。

　最初は会社の年の近いメンバーを誘って始めたのですが、数年もする間にメンバーが減少、一時期はほとんど潰れかかったこともありました。コートを確保してもメンバーが4人揃わずに中止したりして、年間に10回そこそこしか練習しなかった年もあります。

　サークルを潰さないために会社に関係ない外部の人を誘って積極的にメンバーの拡充を図ったのが1993年頃から。1996年秋にインターネットにサイトを作ってからは、爆発的にメンバーも増えてようやくサークルとして安定しました。

　初期オリジナルメンバーはとっくに全員いなくなり、今は一番古いメンバーでも8年前くらいから。だいたい2〜3年で入れ替わっていき、すでに通算300人を超えました。その中で在籍10年を超えたのは過去数人しかいません。

　僕が18年間もずっと変わらずに運営を続けてこられたのは、もちろん自分のサークルに対する愛情もありますが、家族の理解とメンバーの協力、そして運があったからこそです。サークル内のもろもろの事にうんざりして投げ出したくなったことも幾度もありました。それに、カラダを壊したり、転勤になったり、家族で不幸な事態が起きたりすれば、とてもこんな大変なことは続けていけません。なにせサークル運営のあらゆることを一人で切り盛りしているので、相当の時間と労力をつぎ込んでいるからです。我ながらよくぞ続いたと思います。

　今回、500回達成ということで、古いメンバーが有志で記念にＴシャツとキャップをプレゼントしてくれました。今までサークルを運営してきて、こういうカタチで感謝を表現されたことがなかったので、とても嬉しかったし、新たな500回に向けての情熱もまた湧き上がりました。多分12〜13年後には1000回に到達すると思います。もしかしたら今のメンバーは一人も残っていないかも知れませんが、誰か一人でも残っていたら嬉しいですけどね。