幹事クリタのコーカイ日誌2003

[ 前日翌日最新今月 ]


 
4月2日 ● 淡路島めぐり。

 子どもたちの春休みに合わせて家族旅行に行ってきました。有馬温泉に一泊してから淡路島で二泊。宿泊はあのベッカム(というかイングランド代表)がW杯の時に泊まった「ウェスティンホテル淡路」。さすがに“ベッカムホテル”だけのことはあって、やたらとデザインに凝ったかっちょいいホテルだなぁ、と思っていたら、このホテルを含む「淡路夢舞台」という一帯全部を安藤忠雄が設計したそうです。言われて納得のコンクリート打ちっ放し建築物ばかり。作った人は大変だったろうね、と思うほどに凝りに凝っていました。

 まあホテルはともかく、淡路島自体はじめての僕は、嬉しくてクルマで島中あちらこちらを走り回って観光してきてしまいました。淡路島は大きく分けて北淡、中淡、南淡にわかります。まず初日は中淡の淡路ワールドパークONOKOROに行きました。ここには世界各地の貴重な建築物を25分の1スケールで再現したミニチュアが並んでいます。インドのタージマハル、フランスの凱旋門、イギリスのバッキンガム宮殿、イタリアのコロッセオ、ギリシャのアクロポリス、中国の万里の長城などなど、なかなか精巧にできていて見て回っても楽しいものばかりでした。

 帰りには台座からの高さ100mという世界大観音像も見てきました。自由の女神よりも大きいという触れ込み通り、その姿は遠くからでも「あれはなんだぁ!」と思わず叫んでしまうほどのインパクトがあります。

 ホテルのある北淡の淡路夢舞台にもいろいろなオブジェがありますが、一番見物は植物園です。「奇跡の星の植物園」だそうで、学術性よりも芸術性の勝った珍しい植物園でした。見た目には美しいしよく手入れもされているのですが、植物のことを学ぶという雰囲気は薄いところが奇妙でした。

 翌日には一気に南淡に足を伸ばし、大鳴門橋と鳴門海峡の渦潮を見てきました。福良港には咸臨丸、日本丸という二隻の帆船もどきがあって、この船で大鳴門橋の下まで行って有名な鳴門の渦潮を間近に見ることができるのです。世界最大というだけあって、確かに迫力がありました。その後に寄った「うずしお科学館」も面白かったですし。

 さらに次の日は北淡を回ります。震災記念館はあの阪神淡路大震災の被害を語り継ぐために作られた施設で、震災の時に断層でずれた土地と家屋をそのまま保存してあります。渦潮とはまた別の自然の猛威を痛切に感じられるところでした。

 「あわじ花さじき」は無料ながら広大な花畑を見られる場所としてなかなかお得なところです。さらに北淡で明石海峡大橋を見るのなら、淡路ハイウェイオアシスと淡路サービスエリアが迫力満点です。世界最大の吊り橋というだけあって、明石海峡大橋のスケールと優美さには圧倒されます。

 そして「美湯松帆の郷」という日帰り温泉施設もお勧めです。ここの露天風呂からはライトアップされた明石海峡大橋を眼前に見ることができ、思わず風呂に浸かりながらその姿に見とれてしまいます。自然美と人工美がそれぞれに主張している島、それが淡路島でした。


とりあえず、読むたびに(1日1回)

を押してください。 日記才人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記才人に登録する