幹事クリタのコーカイ日誌2003

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3月27日 ● ドラゴンズがやりそうな気が。

 オープン戦で中日ドラゴンズが首位でした。自慢の投手力に加えて、打線もつながりが良くて、これなら「巨大戦力」と言われる巨人に一泡吹かせられるかも、という気がしてきました。

 今年のセ・リーグは、単なる戦力分析で考えたら圧倒的な巨人優位だと思います。年齢的にも脂の乗った生え抜きのレギュラー陣がしっかりしている上に、控えも他球団なら十分主力というメンバーです。松井が抜けてもペタジーニを獲ってきたんだから、それほど打力的には大きなマイナスではないはず。2年目の原監督にしてみれば敵は油断と慢心だけかも知れません。

 ただ敢えて弱点を探せば、守備力でしょう。ペタジーニが外野を守るというのは、松井との差し引きではかなりのマイナスです。ペタジーニのところに打たせない配球を阿部が考えるという話もありますが、そうなるといくら優秀な投手陣でも辛いはずです。ペタジーニの外野守備が巨大戦力の「蟻の一穴」になる可能性はあります。

 で、対抗するセ・リーグのチームとして、評論家筋は阪神タイガースを挙げている人が多いようですが、これはあくまでもリーグを盛り上げるための社交辞令だと僕は見ています。阪神にそこまでの力はありません。確かに補強はかなりしましたが、どれもこれも本当にやるのか?という連中ばかり。井川以外は年間通じて軸になる選手がおらず、経験不足、駒不足でしょう。

 またヤクルトは古田の怪我の具合も心配ですし、ペタジーニが抜けた穴は大きすぎて埋められないと思います。広島、横浜は主力を若手に切り替える時期にきていて、まだ今年は最後まで戦える力はないでしょう。

 となると、やはり中日です。今年は野口が戻ってきて、川上、朝倉としっかりした三本柱ができました。それに何と言っても中継ぎ陣が素晴らしく、日本一のセットアッパー岩瀬に新加入の大塚、平井が加わって、落合もいるし抑えにはギャラードが健在ですから、間違いなく安定感では日本一の投手陣です。

 さらに打線も新外国人のアレックスとクルーズがともに打ちそうなので、福留、立浪、井端らと絡めた攻撃力は去年よりもかなり向上しました。レギュラー陣だけ見れば、巨人に長打力では劣るものの、確実さとつながりでは負けてはいません。

 ただ問題は年間を通じて戦うには控え戦力に差があることです。三本柱も一人が怪我でリタイアしようものならいきなりあたふたするし、内野陣の控えも層が薄く立浪や井端が故障しようものなら途端に大幅戦力ダウンです。

 巨人に故障者が続出し、中日はみんなが体調万全で年間戦えたら、はじめて勝機も生まれるかな、というくらいですね。それでも頑張ってなんとか優勝を狙って欲しいですけど。


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