3月は送別会の季節です。義理で出る会社の送別会はともかく、テニスサークルのメンバーの送別会は本当に別れを惜しんで送り出すだけに、同じ幹事をするにしても気合いが違います。

　我々のサークルで2年半熱心にテニスをしてきたＭ原くんが4月からケニアに2年行くことになりました。東京や大阪に行くのと違って、ケニアでは簡単に名古屋に戻ってきて顔を出すという訳にもいかないので、送別会にも力が入ります。

　と言っても、先ほども書いたように、送別会シーズンだけにダブルブッキングしているメンバーもいるし、そうじゃなくても年度末の一番忙しい時期で仕事が終わらないというメンバーもたくさんいます。40人近くに案内を送りましたが、結局参加したのは14人だけでした。

　ただし、忙しい時期に合間を縫ってかけつけた精鋭（？）ばかりだけに、送別会は大いに盛り上がりました。ふだんのサークルの送別会と言うのは、半分くらいはそれを理由にした飲み会なのですが、今回は本当に心から別れを惜しんでいるみんなの気持ちが伝わってきて、数はそれほど多くなくとも送り出される本人にも喜んでもらえたと自負しています。

　それにこじんまりとした会だっただけに、みんなたくさん話ができたのもかえって良かったかも。「枯れ木も山の賑わい」という言葉もありますが、数が必要な時と、質が必要な時がありますね。楽しくて温かくて本当に良い送別会でした。