幹事クリタのコーカイ日誌2003

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3月15日 ● マニアの悩み。

 仕事関係で知り合ったった友人のN村くんは僕と同じ年。すでに20年近い付き合いになりますが、会えば相変わらず20代の頃に戻ってバカ話に興じます。彼も僕もボーリングが大好きで、20代の頃に100ゲーム投げて勝った方を師匠と呼ぼう、という勝負をしたことがありました。その時は本当に1年くらいかけて100ゲーム投げて僕が勝ったので、以来ずっと僕は彼に「師匠」と呼ばれています。

 N村くんはかなりの趣味人ですが、一番好きなものはプラモデル。出入りの模型屋にはいつも深夜に電話をかけて、シャッターを開けてもらって入っているとか。「お客さん他に誰もいないんですよ」って、当たり前だっつーの。作っていない箱に入ったままのプラモデルを1000箱(推定)持っているのですが、当然家に収まりきらないので、今はその模型屋で200箱くらいを置いてもらって委託販売しているのだとか。

 どれだけ売れたの?と聞いたら「8000円。でも半分は模型屋に取られるから4000円」とのこと。売るのも簡単じゃありません。「いや、本当にマニアが欲しがるようなものは売らないからこんなもんですよ。師匠だって大事なマンガの本売らないでしょ?」と言われてしまいました。

 僕は実はマンガ本を一時期収集していました。と言うか、今でもちまちま買ってはいるのですが、本気で買っていたのは20代の時でした。25才にして今住んでいる4KDKのマンションを衝動的に購入してしまったのも、実はマンガを置く部屋が欲しかったからなのです。ついでにその時、結婚もしてしまいましたが、それは当時住宅金融公庫を借りるのに単身者では条件が揃わなかったので、借金をするために結婚を決意したのです。マンガのために結婚と住宅購入をしたのですから、おバカな人生です。

 で、結婚当時で我が家にあったマンガ本が約4000冊(推定)。その後、年間平均100冊購入したとして17年で1700冊。ただし10年くらい前に約700冊古本屋に処分したことがあったので、現在推定5000冊のマンガを保有している計算になります。ただ本当のところはどれだけあるのかわかりません。調べようにも、折角作ったマンガ部屋は今は物置と化していて、その物置の奧に貴重なマンガが埋もれているからです。石の森章太郎先生にお願いして描いてもらった直筆島村ジョーの絵が描かれている『マンガ日本の歴史』もガラクタの下になっています。

 N村くん同様、本当に貴重なマンガは処分する気はありませんが、これだけ場所を塞いでいると、やはりある程度は売ってしまいたくなります。高値がつきそうな松本零士や手塚治虫、石の森章太郎、川崎のぼる、ちばてつや、永井豪などは売りませんが、1000冊くらいはどうでも良いと思っている作品なので、売ってしまえば気楽になれそうです。

 と言っても、どれを売ろうかと考え出したら、それを考えているだけでいろいろ悩みながらも楽しんでしまいそうで、いつまでたっても売れない気もしますけどね。

 

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